またまたえい文庫で素敵な本で出会いました。
それは大西みつぐさんの「下町純情カメラ」です。
大西さんは下町を中心に撮影する写真家で、本書はライフワークである下町の写真&エッセイ集になります。
本書に掲載されている写真を見てみると下町にある路地や家屋というモノだけでなく、そこで生活している人への注目という点に気がつきます。
むしろ、下町でどんな人がどのようにしてそこで生活してきたのかということの方が中心テーマのような気がしました。
気難しそうな職人さんが一心不乱に作業している様子、人のよさそうなタバコ屋のおばあちゃんが微笑んでいる様子、銭湯の縁側で裸でくつろぐおじいちゃんなど、どれも温かな感情が見えてくるような作品ばかりでした。
おそらく以前撮影されたもので、今現在ではおそらくなくなってしまっているだろうなというものが写っている写真もあり、懐かしい感情と共に哀しみも湧いてきてしまいました。
巻末には「極私的下町遊覧」として下町のお散歩ガイドも掲載されています。
北千住、お花茶屋、東向島、大島、浦安、門前仲町、上野、御茶ノ水といった町が紹介されており(下町ではないのも混ざっていますが)、大西さん流の町歩きのポイントを知ることができるようになっています。
これを参考に下町ぶらり散歩をしてみるのもいいかもしれません。
下町純情カメラ
大西 みつぐ





Yahoo!ブックマークに登録












![荷風 2008年 12月号 [雑誌]](http://ecx.images-amazon.com/images/I/61nIYM1qitL._SL75_.jpg)









0 コメント “下町への愛がたっぷり詰まった1冊 大西みつぐ「下町純情カメラ」”
コメント