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かつての赤線地帯の貴重な写真資料 木村聡「赤線跡を歩く」


木村聡さんの「赤線跡を歩く」を読みました。


赤線跡を歩く―消えゆく夢の街を訪ねて

かつて存在していた赤線地帯の町を訪ねて、残存している建物の写真を撮影したものを記録したのが本書です。

訪れた地域は計37都市にのぼり、その膨大な写真は著者の長年に渡る研究心の賜物だと思います。

東京では吉原、洲崎、千住、品川、新宿、亀戸など、関東地方では松戸、横浜、横須賀、土浦、宇都宮、関西では飛田、枚方などが出てきます。

実にたくさんの地域を訪れており、さらにそれぞれに特徴がある建物があることがわかります。

豆タイルや曲面が多様された装飾、奥まった入り口、みごとなファサードなどなど。

今現在では赤線は消滅しており、廃止から時間がかなり経っていることから残っている建物はだんだん少なくなってきています。

そのほとんどが取り壊されていると言ってもいいでしょう。

そういった意味で、本書に掲載されている写真の記録的価値も高いと思います。

町を散歩する時にかつて赤線として営業していた建物を探してみるといのもひとつの見方になると思います。

お散歩ガイドとしても役立つ1冊になるでしょう。

(本書は1998年に出版され、2002年に文庫化さらたものなので、掲載されている建物もほとんどが取り壊されてしまっていると思われます)

赤線跡を歩く―消えゆく夢の街を訪ねて (ちくま文庫)
赤線跡を歩く―消えゆく夢の街を訪ねて (ちくま文庫)



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2 コメント “かつての赤線地帯の貴重な写真資料 木村聡「赤線跡を歩く」”

  1. #1 amimumemo
    on 2009年 1月 21日 at 7:23 PM

    この本、私も持ってますw
    あの時代の趣のある建物や文化が大好きだったりします。

    また地元ネタなんですが、この本の水戸のページに載っている「クイーンシャトウ」、これはまだ残ってますよ。
    もし水戸に行った際にはぜひ見に行ってみてください。
    壮観ですよー。

    あ、思い出したけど、大学時代に私もいろいろ写真を撮ってたのだけど、どうしてもこのクイーンシャトウを撮りにいきたくて夏休みのときにその界隈ブラブラしていたら、1人の男性に声をかけられました。
    男:「すいません、あなたはどこのお店?」
    私:「???」
    …一瞬考えて慌てて「あ、違います違います!」とその場を立ち去ったんですが…
    そう、その界隈はいまもソープランド街として現役のあたり。
    すっかりお店の娘と間違えられてました。
    あの汗だくの青年…その後どこかいったのかなぁ?

    どうでもいい話ですいません。。

  2. #2 とくとみ
    on 2009年 1月 21日 at 10:26 PM

    >amimumemoさん
    クイーンシャトウってまだあったんだ!
    うわ、びっくり。
    次に湊線に乗りに行ったら行ってみようかな。

    それにしても現役の色町に女性の一人歩きとは勇気があるね(笑)
    そこで働いている女性に間違えられるというベタな展開もいい思い出(?)だね。
    やっぱりamimumemoさんは面白マニアックな引き出しがたくさんあるや(笑)

コメント

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