週刊 歴史でめぐる鉄道全路線 国鉄・JR 第2号 「日本三大車窓」が展開する魅惑のローカル線 肥薩線、吉都線、三角線

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朝日新聞出版の週刊朝日百科シリーズ、「週刊 歴史でめぐる鉄道全路線 国鉄・JR」の最新号が6月30日に発売になりましたので購入してきました。

r歴史でめぐる鉄道全路線 肥薩線 吉都線 三角線

今回の特集は肥薩線、吉都線、三角線です。
表紙写真はこの春復活したSL人吉号が力強く黒煙を吐きだしている姿で、SLの醍醐味をみごとに表しているものになっているものだと思います。

内容はと言いますと、まずは現在の肥薩線の乗車記的紹介から始まります。
肥薩線は大きく分けて3つの区間に分けられ、八代ー人吉間の川線、人吉ー吉松間の山線、吉松ー隼人間のひなびた山里路線です。
ここで3つの区間でそれぞれ見どころがありますが、やはり最大の見所は山線区間にある大畑駅付近にあるループ線とスイッチバックの組み合わせ、そして日本三大車窓のひとつに数えられる矢岳ー真幸間のえびの高原の大パノラマです
大畑駅周辺の複雑な線路の様子が写真で紹介され、さらに図解もされているので、どのように列車が進むのかよくわかるようになっていますよ。
ちなみに真幸駅は僕の名前と同じ発音をするのでずっと訪れてみたいと思っている駅です。
吉松ー隼人間にも忘れてはならない駅舎があり、明治時代から変わらないその姿を見せている嘉例川駅と大隅横川駅です。
こちらの写真も掲載されているので、ぜひ押さえておきたいポイントになっています。

次に肥薩線、吉都線、大隅線、廃止となってしまった山野線、宮之城線、第三セクター「くま川鉄道湯前線」となった湯前線の歴史が紹介されています。
急勾配を乗り越える路線の宿命か肥薩線の大事故や、かつて幹線として重宝された時代からローカル線に転落してしまう運命のいたずらまで年表付きで解説されています。
今や観光路線として人気の肥薩線ですが、このような歴史を予め予習してから訪れるとさらに楽しさが増すと思いますよ。

その他、SLや準急くまがわのキハ55形、準急えびののキハ52形などの歴史的車両の写真も掲載されているので、こちらもレトロ車両好きにとっては堪らないところです。
全体的に見て、勉強になるし、知的好奇心が刺激されるし、かなりいい雑誌になっていると思いました。
ただ、やはり昭和などの元号より西暦を優先させる表記は何とも性に合いません。

朝日新聞出版の「週刊 歴史でめぐる鉄道全路線 国鉄・JR」についての詳細はこちらから。
歴史でめぐる鉄道全路線スペシャル・サイト

第3号は飯田線、身延線、小海線で7月14日(火)発売です。

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この記事の筆者は徳富政樹(とくとみ)です。ブロガー、街歩き案内人、なんちゃってフォトグラファー。日本全国を旅しながら写真撮影をしています。マニアックな場所や美味しいもの、鉄道、井戸ポンプ、ネコが好きです。
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