路地裏に咲くユリが夏の空気を運んできてくれた

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子供の頃、毎年夏休みの間は那須の山の中で過ごしていました。
7月中は学校のプールもあるので、それが終わった8月の初めくらいから約3週間程、商店があるものすごく小さな町まで買い物に行くのに徒歩で30分くらいかかる山小屋にいました。
避暑と言えばかっこいいけど、そんなに立派な場所ではなく本当に「小屋」と言っていいくらいの建物で、台風が来たりすると吹き飛ばされてしまうのではないかというくらいガタガタ揺れていたものです。

そんな場所で楽しみなことと言えば山歩きくらいです。
まあそれくらいしかやることがないのですが、これがとにかく楽しいのですよ。
早朝ならば森の中に入ってカブトムシやクワガタを捕まえ、昼間だったらオニヤンマ捕りに夢中になったり、野草の観察、夕方にはヒグラシがカナカナカナと鳴き、夜は満天の星空。
東京では味わえないことをたっぷりと経験することができました。

さて、そんな山歩きの最中に僕が心を奪われていたものがあります。
それはユリの花。
大きな大きなヤマユリです。
白い花びらに黄色の筋が入っていて、なんだか妖しくも美しさを感じていました。
夏になるといつもヤマユリのことを思い出し、また山の中に咲いている姿を見てみたいと思っているのですが、最近ではなかなか見る機会に恵まれていません。

その代わりと言っては何なのですが、我が家の近所のとある路地裏で小さなユリが咲いているのを見かけました。

路地裏に咲くユリ

真っ白な花びらなので残念ながらヤマユリではないけれども、それでもこのユリを見て本格的な夏の到来を感じることができました。
最近では梅雨を通り越して夏真っ只中という気候が多いけれども、これから東京はまだまだじめじめした天気が続くと思います。
不快な季節だけれどもこの白いユリが爽やかな風を運んできてくれたような気もしました。

写真はNikon D40xNikon Ai AF Nikkor 50mm F1.4Dで撮影したものです。

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この記事の筆者は徳富政樹(とくとみ)です。ブロガー、街歩き案内人、なんちゃってフォトグラファー。日本全国を旅しながら写真撮影をしています。マニアックな場所や美味しいもの、鉄道、井戸ポンプ、ネコが好きです。
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