築106年の大隅横川駅と嘉例川駅の駅舎 初の九州旅行 その24

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九州旅行3日目の肥薩線の旅はいよいよ最終章に入りました。
吉松から特急はやとの風に乗って鹿児島中央へと向かいます。
この特急はやとの風も観光列車であり、途中の大隅横川、嘉例川の2つの駅で5分間程停車して歴史ある駅舎を見学することができるようになっています。

14:54、吉松発。
15:10、大隅横川着。

12月初旬に訪れたのですが、早くも大きな門松が立っていました。
この地方はこれくらいの時期にもうお正月の用意が始まるのですかね。
この駅舎は明治36年(1903年)建築で、すでに100年以上が経過しておりますが、現在でも美しい姿をしっかりと残しております。
駅舎の中には広い待合室と駅事務室がありました。

窓口には大隅横川で作られている日本酒らしきものがおかれていました。

ホーム側を見ると、ラッチが一部鉄製ですが、木製の部分も残っています。

この大隅横川駅の一番のポイントはこちらです。

何の穴だかわかりますか?
これは戦争中に米軍の機銃掃射で弾が貫通した穴だそうです。
ホームの柱にはまだこんな穴が残っているんですよ。

15:15、大隅横川発。
15:32、嘉例川着。

この嘉例川駅の駅舎も明治36年(1903年)築のものです。
ホーム側のラッチも木製です。

こうしてみると大隅横川駅と造りはほとんど一緒ですね。
待合室内の切符売場の真下にゴミ箱が置いてあるのが本当に残念。

駅事務室内には昔の駅名標やタブレットの発行機が保存されていました。

15:37、嘉例川発。
列車は隼人を過ぎるとほとんど平地となり、鹿児島湾のそばを走ります。
すると車窓左手に桜島がくっきりと見えてきました。

矢岳付近ではかなり小さく見えていたのに、ここまで来るとかなり大きく見えました。
竜ヶ水駅では数分間の運転停車。

この竜ヶ水駅は平成5年(1993年)の集中豪雨で土石流に飲み込まれてしまったことがあります。
駅周辺にはその復興工事の跡がくっきりと残っていました。
16:39、鹿児島中央着。

この日はこれまでほとんど山の中の路線にいたので、この鹿児島中央の町の都会ぶりにはかなりの驚きがありました。
もう日没近い時間ですが、これから鹿児島市電に乗りに行きますよ。
その話はまた次回。

初の九州旅行まとめ
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九州旅行の最後は夜の肥薩線嘉例川駅にかぎる 初の九州旅行 その29

写真はNikon D40x+Nikon AF-S DX NIKKOR 18-105mm F3.5-5.6G ED VR AFSDX18105GEDVRで撮影したものです。

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この記事の筆者は徳富政樹(とくとみ)です。ブロガー、街歩き案内人、なんちゃってフォトグラファー。日本全国を旅しながら写真撮影をしています。マニアックな場所や美味しいもの、鉄道、井戸ポンプ、ネコが好きです。
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