海沿いの小さな駅である江差駅男一匹道南青森の旅その17

9月1日。
函館から江差まで江差線でやってきました。
まずは列車を降りて函館方面の線路を眺めてみましょう。

ぐにょんと曲がってホームに入ってきているのがわかると思います。
あの曲がっているところがポイントとなっていて、かつては別の線路があったのでしょうね。
この江差駅ももっと広い構内だったのでしょうが、今はホーム1本、線路1本の1面1線の駅になっています。
改札口は無骨なもので、中が錆び付いているのが見えました。

また、駅舎内に通じる改札口とは別に直接外に出られる改札口もあり、その向こうには海も見えます。

駅舎の中に入ってみると、広い待合室がありました。

中央にはストーブがあり、これも北国らしさを感じさせます。
駅舎はこれまた無骨なコンクリート製で、この角張った形が質実剛健な印象を受けました。

この江差駅は終着駅なので線路は行き止まりとなっており、駅を出てその行き止まりポイントまで行ってみました。

やっぱりこの角度から見る終着駅には風情があります。
ところが、この写真を撮影している途中から雨が降ってきました。
函館本線では快晴だったのに、江差線に乗っている時から天候が怪しくなってきてついに降ってきたのです。
本来の予定は江差の町を散策するというものだったのですが、雨の中だと色々制限が加わってしまうので断念することにしました。
仕方が無いので、駅前の商店でお昼ごはんを購入し、折り返し列車の中で食べることにしました。

13:13、江差発函館行き普通列車に乗車。
江差から数えて5つ目の駅である湯ノ岱ではスタフ交換が見られます。
行きの列車では撮影することができませんでしたが、この帰りの列車ではその瞬間を目撃することができました。

運転士さんが駅員さんにスタフを手渡し、駅員さんが運転士さんに書類入れのようなものを渡していました。
この湯ノ岱駅に着いた時には江差の雨から一転、だいぶ晴れてきました。

湯ノ岱駅の近くには温泉施設があります。
→上ノ国町国民温泉保養センター（通称：湯ノ岱温泉）
ここに寄ろうかと思ったけど、別のプランを思いついちゃったので、温泉はパスしてそのまま列車に乗り続けます。

14:19、木古内着。

すっかりいい天気になってしまいました。
青森・函館フリーきっぷの北海道側フリー区間で乗り残した路線はもうないので、本州へと戻ることにします。
北海道での滞在時間は約18時間。
駆け足の訪問となってしまいましたが北海道を離れます。
続きはまた次回。

写真はNikon D90＋Nikon AF-S DX NIKKOR 18-105mm F3.5-5.6G ED VR AFSDX18105GEDVRで撮影したものです。

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この記事の筆者は徳富政樹(とくとみ)です。ブロガー、街歩き案内人、なんちゃってフォトグラファー。日本全国を旅しながら写真撮影をしています。マニアックな場所や美味しいもの、鉄道、井戸ポンプ、ネコが好きです。
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