明治の職人魂を実感する南禅寺の水路閣を見学する 春の京都紀行 その29

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3月6日。
南禅寺三門見学の後は南禅寺の東側に移動していきます。
すると木々の間にレンガ造りの立派な建造物が見えてきます。

これが南禅寺水路閣です。
南禅寺境内を流れる人工の水路の琵琶湖疎水はここで谷越えをします。
その谷をこのレンガ造りの水路で越えていくのです。
真下に移動してみましょう。

完成は明治23年(1890年)ということで、既に100年以上の歴史を誇る建造物です。
レンガのひとつひとつにその歴史が積み重なっているというわけです。
それでも現在まで立派に水路としての機能を果たしているのは、明治時代の職人魂をまざまざと見せつけられるようでした。
ただ実用的なのではなく、デザイン性の高さにも目を見張ります。
水路の下に入るとこのような景色になります。

ふと見上げると細かい意匠にも目が離せません。

パッと見は廃墟のようにも見えますが、立派な現役施設なのですよ。

実はこの水路閣は上にあがれるのです。
このレンガの上を流れている琵琶湖疎水を見ることができるのですよ。

このようにしてレンガ積みの上から琵琶湖疎水を見下ろすことができるのです。

先にも書きましたが、レンガの変色具合から一見すると廃墟です。
でもこうして今でも勢い良く水が流れているのです。
建造から100年以上も琵琶湖疎水を谷を超えて運び続けているこの水路閣は京都を訪れた時にはぜひとも見ていただきたい場所だと思います。

ちなみにこの水路閣の前後の水路はこのような形になっていました。

この先にも歩いていけるようでしたが、今回は断念。
後から知ったことですが、明日紹介するインクラインに繋がっているそうです。

レンガの威容に圧倒されて、この南禅寺を後にしました。
次回は先程も少し述べたインクラインというものについてお話します。

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写真はNikon D90Nikon AF-S DX NIKKOR 18-105mm F3.5-5.6G ED VR AFSDX18105GEDVRで撮影しました。

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この記事の筆者は徳富政樹(とくとみ)です。ブロガー、街歩き案内人、なんちゃってフォトグラファー。日本全国を旅しながら写真撮影をしています。マニアックな場所や美味しいもの、鉄道、井戸ポンプ、ネコが好きです。
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