1年前の9月、中央区の月島に行った時に見た木造の長屋群に僕は強烈な印象を持ちました。
それ以来古い建物などに興味を持ち始めて東京のあちこちを散歩するようになったのです。
あれから1年経ち、原点に返るという意味合いも含めて月島の木造長屋群がどうなっているのか見に行ってみることにしました。
そこには1年前と変わらない長屋の姿があったのです。
この長屋には何軒か住んでいる家がありましたが、ほとんどがもう空き家です。
正面向こうに見えるマンションのようにここも再開発が入って近い将来この長屋も取り壊されてしまうかもしれないと思っていましたが、まだ残っている姿に安心し、再び出会えたことに鳥肌が立ちました。
ほとんどゴーストタウンのようなこの一角ですが、遠くの公園からは子供達の遊ぶ声が響いて聞こえてきました。
未来がある子供達と未来を感じさせない長屋の組み合わせは何とも場違いな雰囲気でもありました。
次回は既に廃屋と化した長屋にクローズアップしてみます。
「銀座から築地、月島へ」まとめ
・銀座に残る昭和の風景 銀座から築地、月島へ その1
・築地の宮川食鳥鶏卵株式会社と鉄板焼きのKurosawa 銀座から築地、月島へ その2
・築地の路地と木造建築 銀座から築地、月島へ その3
・築地の路地裏で出会った素敵なものたち 銀座から築地、月島へ その4
・月島に残る昭和の風景 銀座から築地、月島へ その5
・月島の木造長屋群、再び 銀座から築地、月島へ その6←今ここ
・月島の長屋に未だ残る生活の香り 銀座から築地、月島へ その7
写真はNikon D40xで撮影したものです。