先日豊島区南池袋3丁目で東京路地裏散歩をしてきました。
池袋駅から徒歩15分程という地域なのですが、繁華街からちょっと離れただけで低層の住宅が密集する町となりました。
木造家屋がまだ残っているものの、新しい3階建ての家もたくさん建ち始めていたり、空き地がちらほらとあったりして、これからどんどん町の表情が変わってきつつあるとも見えました。
そんな南池袋3丁目の路地裏で井戸ポンプを発見しました。
植物の隙間から錆びついたポンプが見えます。
近づいてみると、土台部分がすっかりなくなっており、何とも不恰好にも見えます。
さらに残念なことに、柄の部分がポキリと折れていました。
そう、この井戸は既に使われなくなっている遺構と言ってもいいものだったのです。
現役の井戸ポンプを見つけると小躍りしたくなるほどうれしいのですが、このような廃井戸だとうれしいのはもちろんなのですが、物悲しさの方が強くなってしまいます。
日没直前という時間帯もあってさらにいっそう哀しい気持ちになってしまいました。
写真はNikon D90+Nikon AF-S DX NIKKOR 18-105mm F3.5-5.6G ED VR AFSDX18105GEDVRで撮影したものです。