ブログスカウトの招待で江東湾岸MY博覧会の「木材市場に特別入場!木の街・新木場体感ウォーク」というイベントに参加してきました。
この「木材市場に特別入場!木の街・新木場体感ウォーク」では3つのポイントの見学をしました。
1.東京銘木協同組合
2.梶本銘木店
3.木材・合板博物館
前回は東京銘木協同組合の見学についてお話しましたので、今回は2番目の梶本銘木店についてのレポートになります。
梶本銘木店は新木場駅前に店舗を構えており、そこでは世界中から集めた銘木の展示販売を行っております。
一般の人も見学、購入ができるので、自分の手で木を触りながらどれを床柱にするかなどを選ぶことができるのですよ。
展示されているのは和室・床の間材、茶室・数寄屋材、銘竹、床柱、天然木、天井板、網代、一枚板、テーブル・カウンター材、端材、銘木小物など多岐にわたっています。
カタログだけでなく、自分で触れるというのが大きなポイントです。
こちらを案内してくださったのは代表取締役常務の梶本芳太郎さんです。
丁寧でわかりやすい語り口でした。
それでは展示場の内部に入って行きましょう。
まずは和室から。
どこにどんな材が使われているのか、そしてその完成形をここで見ることができます。
次は床柱です。
前回東京銘木協同組合でもたくさん見たものです。
組合では卸されたものが、こちらで一般に向けて販売されるわけです。
四角い柱もあれば、出っ張りがあったものまで様々な種類が用意されています。
これらの銘木はにほんだけでなく、世界中から集められているようです。
次は板を見てみましょう。
ただ板が置かれているのではなく、完成形の提案もされているのでイメージがしやすいですね。
これは何の木だかわかりますか?
写真だけでわかる人はまずいないと思います。
こちらは屋久杉です。
鹿児島県の屋久島の屋久杉です。
樹齢1000年を越えるものもあると言われる屋久杉は現在ではとても貴重なものです。
こちらに屋久杉の木片が入っているので、手にとって臭いをかぐこともできます。
こんな小さな木片でもちゃんと匂いがあるのが意外でしたよ。
そうそう。
屋久杉の年輪には特徴があるそうです。
とにかく幅が狭いそうです。
最初の写真を見てもらってもわかるように、1年1年の成長がゆっくりなのだそうですよ。
他の杉と比較してみました。
右下が他の杉です。
幅が全然違うのがわかりますよね。
これだけ木材がたくさんあると地震の時はどうするんだろうとふと不安になりました。
もし木材が倒れてきたら下敷きになってしまいます。
そんな時のために展示場には避難場所が作られていました。
床の間の展示でもあるのですが、同時にシェルターにもなっています。
頑丈に作られているので木が倒れてきても安全なのだそうですよ。
最後は京都北山丸太の展示室です。
こちらには床柱となるような丸太がずらりと並んでいます。
丸太は乾燥が大敵だそうで、床には砂利が敷き詰められています。
コンクリートの上に砂利があるのではなく、土の上にあるそうです。
ここに定期的に水を散布して湿気を保っているという工夫がなされています。
ここにある丸太ももちろん一本一本木目などに違いがあります。
自分の目で1本を選んで購入した方もいるようですね。
こんな感じで梶本銘木店では自由に木材の見学をすることができます。
これから自分の家を建てたいなどと思っている方は、どんな材があるのかぜひ自分の目で確認してみると楽しいと思いますよ。
梶本銘木店についての詳細はこちらからどうぞ。
→梶本銘木店
今回のイベントである江東湾岸MY博覧会についての詳細はフェイスブックページをご覧になってください。
→「江東湾岸MY博覧会」Facebookページ
・普段一般の人は立ち入ることができない東京銘木協同組合に潜入してみた 『江東湾岸MY博覧会「木材市場に特別入場!木の街・新木場体感ウォーク」』 その1 #wanganarea
・梶本銘木店の展示場で屋久杉などの様々な木材を見学してみた 『江東湾岸MY博覧会「木材市場に特別入場!木の街・新木場体感ウォーク」』 その2 #wanganarea←今ここ
・木材・合板博物館のベニヤレースで丸太がかつらむきされる様子は必見! 『江東湾岸MY博覧会「木材市場に特別入場!木の街・新木場体感ウォーク」』 その3(最終回) #wanganarea
写真はNikon D610+Nikon 単焦点レンズ AF-S NIKKOR 35mm f/1.8G ED フルサイズ対応で撮影しました。