3月20日。
ANAと旅マガジン「トラベラーズ」の企画でドイツに行って来ました。
前回はハイデルベルクのケーブルカーについてのお話でした。
今回は再びハイデルベルクの町中に戻り、ハイデルベルク大学の学生牢に向かいました。
この学生牢ができたのは1712年だそうです。
今から約300年前ですね。
現在でもそうでしょうが、お酒を飲んで暴れたりする学生が当時でもいたそうです。
そんな学生をここに閉じ込めていたのだそうですよ。
処罰期間の間は授業に出るのはもちろん許可されていて、授業が終わったらまたこの学生牢に戻ってきたそうです。
この学生牢の部屋にはちゃんとベッドもあります。
お気づきのように、壁、そして天井にびっしりと落書きがあるのですよ。
顔の落書きが結構たくさんあって、こんな風にみなシルエットでした。
昔はこの画風が流行っていたのでしょうかね。
絵だけでなく文章もかいてあります。
ドイツ人らしき観光客はそれを読んで笑ったりしていました。
ドイツ語がちゃんと読めればさらに面白いのでしょうね。
漫画らしき絵もありますね。
こちらは珍しく顔がある絵です。
左下には黒猫らしきものがいて、絵の下には楽譜もあります。
先ほど処罰期間も授業に出ていいということを書きましたが、学生牢でも勉強できるように机もあります。
その机にもやっぱり落書きがあります。
彫刻刀で彫ったのでしょうかね。
こんな学生牢に入るのが当時の学生にとって一種のステータスだったそうです。
僕はここへはあんまり閉じ込められたくはないなあ。
周囲に文章や絵の情報がたくさんありすぎて疲れちゃいそうです。
さてさて。
話が前後しますが、この学生牢の入口から部屋までの道のりを見て行きましょう。
こちらが入り口です。
STUDENTENKARZER、STUDENT PRISONと書かれて看板が目印ではありますが、目立ちませんね。
看板の右横にビール瓶が置かれているのは演出なのか、それとも誰かが勝手に捨てていったのかは不明。
こんな窓が目印の建物です。
窓の上には天使の看板もあります。
受付窓口はこの中のおみやげ屋さんのようなところにあります。
順路に従ってこの建物を通り過ぎるといったん中庭に出ます。
そこに学生牢への入り口階段がありました。
階段を上っていきましょう。
最初に見た部屋程ではないけれども、落書きはたくさんあります。
これは犬かな。
手すりにも彫刻刀で彫られた落書きがありますね。
そしてここからが学生牢の本番です。
脱走できないようにちゃんと柵があります。
先端は鋭くなっているので、これを乗り越えるのはかなり危険です。
この先が最初に紹介した学生牢となるわけです。
あ、この天使は外の看板にもなっているやつですね。
最後にこちらを紹介しましょう。
井戸ポンプです。
中庭にありました。
いつの時代のポンプかはわからないけど、かなり年季が入っています。
酔っ払った学生がこのポンプから水を出して頭を冷やしたりしたのでしょうかね。
色々な妄想が楽しめる学生牢でした。
この学生牢は営業時間は季節によって異なります。
基本は月曜日休みで11月から3月は日曜日もお休みです。
営業時間は4月から9月が10時から18時で、10月から3月が16時までとなります。
入場料は3ユーロでしたが、僕は市内交通やケーブルカー、そしてこの学生牢が無料となる12ユーロのハイデルベルクカードを持っていたので、そのまま入場することができました。
学生牢についての詳細はこちらから。
→学生牢
場所はここらへんです。
本記事は、ANAさん と 旅マガジン「トラベラーズ」の企画にて、ANAさんより一人分の航空機のチケットを提供いただき執筆しております。
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