先日「プロに教わるレンズ術。Kマウントレンズを体験しよう!リコーイメージング ブロガーミーティング」に参加してきました。
場所は新宿にあるリコーイメージングスクエア新宿です。
僕とRICOHとの繋がりですが、以前コンパクトデジタルカメラのCX4を使用していました。
小さいながらもなかなか高機能で僕の中でも活躍度は非常に高かったです。
また、かつてRING CUBEと呼ばれていた現在のリコーイメージングスクエア 銀座で開催された写真展にも参加したことがあります。
→夏休みの銀座で開催される鉄道イベント「銀座鉄道」にとくとみの写真も展示されます!(とくとみぶろぐ)
そういうわけで、若干薄い繋がりではありますが、今回ペンタックスリコーのアンバサダーにもなったということもあって、PENTAXやRICOHのカメラとも仲良くやっていこうと思っています。
さてさて、今回のイベントは「プロに教わるレンズ術」というタイトルが付いていますのでまずは講師の先生を紹介いたします。
中村文夫さんです。
中村さんはRICOHで勤務した後にプロとして独立したそうです。
所有しているPENTAXのKマウントレンズは120本以上という相当な「マニア」でもあります。
そんな中村さんから実際の作例を提示しながらレンズ毎の撮影のコツをお話していただきました。
まずは広角レンズからです。
HD PENTAX-DA 15mmF4ED AL Limitedでの作例からです。
15mmという単焦点レンズを使用しているのでもちろんズームは利きません。
ズームレンズを使用すると同じ場所で広角にしたり望遠にしたりしがちで、写真を取る際に横着になってしまう可能性があるそうです。
写真のポイントは2点あり、まず第一に何ミリのレンズを使うか。
広く撮るのか、狭く撮るのか。
その選択がまず重要になるそうです。
第二にどこから撮るのか。
広く撮るのでも近づいて撮るのか遠くから撮るのかで全然印象がことなってきます。
この2点において適切な選択をするには単焦点レンズを使用して自らが動くことによって、被写体をしっかり見る訓練になるそうです。
同じ15mmの広角単焦点レンズでもこのように下から見上げれば先ほどのように正面から撮ったものとは全然違う世界が見えてきます。
これは同じ15mm単焦点でチューリップにぐっと寄ったものです。
同じレンズでも自分と被写体の距離、角度によってこれだけ表現が変わってくるのです。
次はマクロレンズです。
HD PENTAX-DA 35mmF2.8 Macro Limitedでの作例です。
マクロレンズはグッと被写体に近づいて被写体を大きく写すことができます。
背景のボケもきれいになります。
このカエルの写真は目に光が入っています。
これはカメラの内蔵ストロボを使って光を当てたそうですよ。
内蔵ストロボって使い道がないと思っていたけど、こんなやり方もあるのですね。
次の作例は新宿御苑での撮影だそうです。
都会の真中にこんな自然を撮れるところがあるのですね。
背景の丸ボケもきれいです。
写真の一部を拡大してみると、こんなに解像感があるのですよ。
PENTAXの35ミリマクロも相当の力を持っています。
次はHD PENTAX-DA 70mmF2.4 Limitedという中望遠レンズです。
こちらも単焦点レンズです。
ボケ味がきれいで歪みがないのが特徴のレンズなので、縦のラインに注目すべしとのこと。
確かにまっすぐ出ていますね。
こんな感じで点光源を前ボケに入れてもよしです。
PENTAXのカメラはボディに手ぶれ補正がついているので、余計でもガンガン手持ちで撮影しているそうです。
次はsmc PENTAX-DA50mmF1.8という大口径の標準レンズです。
このレンズは2万円台という安さにもかかわらず描写力が非常に高いそうです。
開放のF1.8からF2.8くらいまでは柔らかい描写になって、ぜひこのF値で撮影してみましょうと言っていました。
今度は同じ標準レンズですが、smc PENTAX-DA★55mmF1.4 SDMです。
6万円オーバーというやや高価ではありますが、その描写力はグンを抜いています。
開放からシャープに写り、ポートレートなどに最適だそうです。
ただ、あまりにシャープなために紙みたいな薄さのピント領域なので、ピントを合わせた後に自分や被写体がちょっとでも動いちゃうとピントがずれてしまうという難点はあります。
しかし、きちんと撮るとその威力を最大限発揮できるそうですよ。
このポートレイト写真を例に取りますと、見てくださいこの解像力。
フードの毛の一本一本まで確認することができます。
最後はsmc PENTAX-DA FISH-EYE 10-17mmF3.5-4.5ED[IF]の魚眼レンズです。
広角端だと対角線の画角が180度になるそうです。
足元から頭のてっぺんまでといったイメージですかね。
湾曲した樽型に映るのが特徴です。
このレンズはレンズから2.5cmのところまで被写体に寄ることができます。
従って、花を撮るのにもこんな面白い表現になるそうですよ。
もちろん風景を撮るのもその歪みを考慮に入れて撮ると面白いでしょう。
同じ場所からでも横位置と縦位置でその表現は全く異なってきます。
以上、中村さんからレンズを変えることでどんな表現ができるのかという講義を受けました。
ここからはタッチアンドトライコーナーです。
講義の中で出てきたレンズ以外にもいくつかのレンズがあるので、これらをPENTAXのK-3に付けて自由に撮影してみましょうということになりました。
これがK-3です。
PENTAXの一眼レフカメラの上位モデルです。
このカメラにこれらのレンズを付けてみます。
イベントに参加していたメンバーはたくさんいましたし、時間の関係もありましたので僕は3本のレンズのみを試しました。
まずはHD PENTAX-DA 70mmF2.4 Limitedです。
最短撮影距離は70cmなのでそんなに寄ることはできませんが、模型を撮ってみました。
いい感じですねえ。
実際に目にしているのとは全然違う世界を写しだしているようです。
次はsmc PENTAX-DA★55mmF1.4 SDM。
鉄道模型を流し撮りしてみました。
次は造花をパチリ。
最後はHD PENTAX-DA 21mmF3.2AL Limitedという広角レンズです。
上記の2本は標準レンズ、中望遠レンズで部分を切り取りましたが、今度は広角なので全体を切り取ってみます。
こんな風に皆さん熱心に模型を撮影していたのですよ。
造花もちょっと寄り目で撮影してみました。
中村さんによる講義の成果はいきなりは出すことはできませんでしたが、今後の撮影活動の参考に大いになりました。
特に僕は最近単焦点レンズに凝っているので、その特徴を活かした撮影ができるようになればと思っています。
これにてイベントは終了となったわけですが、実はここで使っていたPENTAXのK-3を1ヶ月モニターさせていただくことになしました。
18-135mmのレンズキットです。
後日このイベントのタッチアンドトライコーナーで出ていたレンズも希望者の調整をしてモニターさせてくれます。
僕はHD PENTAX-DA 70mmF2.4 Limitedが希望なんだけど、抽選に当たるといいな。
そんなわけで、しばらくちょこちょことPENTAX K-3の話題がブログ上に出ることになると思いますが、よろしくお付き合いのほどお願い致します。
今回の記事で出てきた機材は以下のものです。
PENTAX デジタル一眼レフカメラ K-5 18-135レンズキット K-5LK18-135WR | ||||
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PENTAX フィッシュアイズームレンズ DA FISH-EYE 10-17mmF3.5-4.5ED[IF] Kマウント APS-Cサイズ 21580 | ||||
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PENTAX リミテッドレンズ 超広角単焦点レンズ HD PENTAX-DA15mmF4ED AL Limited ブラック Kマウント APS-Cサイズ 21470 | ||||
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PENTAX リミテッドレンズ 薄型広角単焦点レンズ HD PENTAX-DA21mmF3.2AL Limited ブラック Kマウント APS-Cサイズ 21410 | ||||
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PENTAX スターレンズ 望遠単焦点レンズ DA★55mmF1.4 SDM Kマウント APS-Cサイズ 21790 | ||||
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PENTAX 望遠単焦点レンズ DA50mmF1.8 Kマウント APS-Cサイズ 22177 | ||||
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PENTAX リミテッドレンズ 望遠単焦点レンズ HD PENTAX-DA70mmF2.4Limited ブラック Kマウント APS-Cサイズ 21430 | ||||
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PENTAX リミテッドレンズ 標準単焦点マクロレンズ HD PENTAX-DA35mmF2.8 Macro Limited ブラック Kマウント APS-Cサイズ 21450 | ||||
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この記事の筆者は徳富政樹(とくとみ)です。ブロガー、街歩き案内人、なんちゃってフォトグラファー。日本全国を旅しながら写真撮影をしています。マニアックな場所や美味しいもの、鉄道、井戸ポンプ、ネコが好きです。トップページ | 旅の全記録 | フォトウォーク | 登山の全記録
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