2月16日。
早春の伊豆の魅力を再発見するというテーマの静岡県文化・観光部観光振興課が主催するプレス関係者向けのツアーに参加してきました。
普段は僕は個人旅行ばかりで、現地で気になったところに適当にぷらぷらしに行ってしまったりというスタイルですが、今回は伊豆のスペシャリストに春の伊豆を感じる場所をたっぷりと案内していただきました。
集合場所は伊豆急行の伊豆稲取駅だったので、僕自身のスタートは東京駅になります。
東京駅から伊豆稲取駅までは特急踊り子に乗ってしまえば2時間18分程で到着してしまいました。
ご飯を食べて居眠りしているうちに目的地に着いちゃうくらいです。
ただ、伊豆急行線内に入ってからは車窓左手に海がよく見えるので、眠っている暇はないかもしれません。
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伊豆稲取駅からはバスに乗って、稲取温泉の雛のつるし飾りまつりに連れて行ってもらいました。
→雛のつるし飾りまつり-2015|稲取温泉こらっしぇ|稲取温泉旅館協同組合公式サイト
稲取温泉のあちこちでつるし飾りが見られるのですが、メイン会場である文化公園雛の館文化公園雛の館には建物内にずらりとつるし飾りが展示されているのです。
雛のつるし飾りはこの稲取温泉が発祥の地だそうですよ。
今回は案内の方も一緒に館内入って色々説明していただきます。
入口前には河津桜が咲いていて、そちらに気を取られそうになりますが、桜については後半部分で紹介します。
入口を入ってすぐのところにはドドンと何段あるのだかわからないくらいのみごとな雛飾りがありました。
これだけでも圧巻だったのですが、その横には雛のつるし飾りがあります。
「つるし雛」という言い方をするところもあるでしょうが、ここ、稲取温泉では「雛のつるし飾り」と言います。
可愛らしい飾りがたくさん吊るされています。
稲取では江戸時代後期からこのつるし飾りがあったそうで、100年以上の歴史をもつものだそうですよ。
ひとつひとつのアイテムを見るのも面白いです。
こちらは金魚。
犬、かな。
これはだるま。
こんな変わったつるし飾りもあります。
何だか分かりますか?
魚というのはわかると思いますが、これは実は鯛の骨だそうです。
鯛の中にこんな形の骨が本当にあるのだそうですよ。
これを「鯛の鯛」と呼ぶそうです。
今度鯛を食べる時にこの骨を探してみようかな。
また、こんな展示の仕方も面白いですね。
円形の窓は対象となる展示物に自然と視線が惹きこまれます。
つるし飾りだけでなくノーマルな雛飾りにも注目です。
こちらは昭和2年の雛飾りです。
このような屋敷を型どったものもあります。
このあまりにも華やかでキラキラとした空間は女性だけでなく、きっと男性も楽しむことができると思います。
ちなみに、このようなつるし飾りには日本三大つるし飾りと言われるものがあるそうです。
九州の柳川のさげもん、山形の酒田の傘福、そして伊豆稲取の雛のつるし飾りです。
酒田と柳川のつるし飾りも展示されておりますので、稲取との違いを見てみるのも面白いと思います。
さてさて。
つるし飾りを見た後は雛の館の外に咲いている河津桜も見てみましょう。
やや濃いピンクの花が早くも咲いていました。
満開とまではいかないけど、東京のソメイヨシノよりも2ヶ月以上早くお花見を楽しむことができるなんて幸せです。
この雛の館は伊豆稲取駅から徒歩でも15分程です。
稲取の町をのんびり散歩するのもいいでしょうね。
雛のつるし飾りまつりの詳細はこちらからどうぞ。
→雛のつるし飾りまつり-2015|稲取温泉こらっしぇ|稲取温泉旅館協同組合公式サイト
平成27年(2015年)3月31日(火)まで開催しています。
そうそう、雛の館には足湯もありますので、河津桜を眺めながらここに入ってみるということもできますよ。
次回は河津町にあるイタリアンレストラン ダルピラータを紹介します。
完全予約制の人気のお店です。
続く。
『早春の伊豆の魅力再発見の旅』まとめ
・伊豆稲取の100年以上の歴史を誇る伝統の雛のつるし飾りを見学してみる 河津桜も咲いているよ! 『早春の伊豆の魅力再発見の旅』 その1←今ここ
・河津町にある築150年の蔵を改装した「アンティカ トラットリア ダル ピラータ」で絶品イタリアンを食す 『早春の伊豆の魅力再発見の旅』 その2
・「下田の龍馬と一緒に開国・幕末ゆかりの地を巡る!!」ツアー 宝福寺で龍馬と唐人お吉について学ぶ 『早春の伊豆の魅力再発見の旅』 その3
・「下田の龍馬と一緒に開国・幕末ゆかりの地を巡る!!」ツアー なまこ壁が残る下田の街歩きを満喫する 『早春の伊豆の魅力再発見の旅』 その4
・伊豆下田の山奥にある全室露天風呂付きの観音温泉の豪華過ぎる部屋を写真付きで紹介 『早春の伊豆の魅力再発見の旅』 その5
・伊豆下田の観音温泉での豪華過ぎる夕食 本物の釜飯が最高に美味しかった! 『早春の伊豆の魅力再発見の旅』 その6
・観音温泉での朝から入る部屋付き露天風呂と海の幸いっぱいの朝食 『早春の伊豆の魅力再発見の旅』 その7
・西伊豆の松崎町にある食彩久遠で食べた塩鰹うどんは僕の人生最高のうどんだった 『早春の伊豆の魅力再発見の旅』 その8
・「ガリレオ」の「真夏の方程式」の舞台にもなった西伊豆の松崎町でジオガイドの方に案内してもらう散歩をしてみよう 『早春の伊豆の魅力再発見の旅』 その9
・西伊豆の松崎町名物の川のりコロッケを食べながら町歩きを楽しもう 『早春の伊豆の魅力再発見の旅』 その10
・西伊豆の田子にあるカネサ鰹節商店で鰹節の製造工程を見学してみた 『早春の伊豆の魅力再発見の旅』 その11(最終回)
撮影機材は次のものです。
Nikon 単焦点レンズ AF-S NIKKOR 35mm f/1.8G ED フルサイズ対応
SIGMA 単焦点マクロレンズ MACRO 105mm F2.8 EX DG OS HSM ニコン用 フルサイズ対応
SIGMA 望遠ズームレンズ 70-300mm F4-5.6 DG MACRO ニコン用 フルサイズ対応
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この記事の筆者は徳富政樹(とくとみ)です。ブロガー、街歩き案内人、なんちゃってフォトグラファー。日本全国を旅しながら写真撮影をしています。マニアックな場所や美味しいもの、鉄道、井戸ポンプ、ネコが好きです。トップページ | 旅の全記録 | フォトウォーク | 登山の全記録
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