平成27年(2015年)4月25日(土)発売 皆藤黒助さん著の「ようするに、怪異ではない。」の表紙イラストの参考資料としてとくとみの写真作品が使われています!

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平成27年(2015年)4月25日(土)に皆藤黒助さん(@kaitoukurosuke)著の「ようするに、怪異ではない。」が角川文庫より発売されます。

ようするに、怪異ではない。

表紙のイラストはカタヒラシュンシさん(@katahi_0829)です。
実はこの表紙イラストの参考資料としてとくとみが撮影した写真を提供しました。
帯を取った全体像です。

ようするに、怪異ではない。

この表紙カバーをめくると「©徳富政樹」の文字もちゃんと出ています。

ようするに、怪異ではない。

僕の写真そのものではありませんが、このような素敵なイラストとなって本の表紙になるのは大変嬉しいことです。
無粋になるかもしれないので、僕の写真自体はここでは掲載しませんが、僕の普段の路地裏写真の作風は色濃く出ていると思います。

さて、肝心の小説の内容も紹介したいと思います。
高校進学で東京から鳥取に引っ越してきた主人公の冬目皆人が、進学先の高校で妖怪研究同好会のヒロイン、春道兎鳥とひょんなことから出会って、妖怪に関するミステリーを解いていくという物語です。
最近は何か事件があると妖怪のせいになる物語もあるけれども、本作はそうではありません。
タイトルにもなっているように、現象の原因は「ようするに、怪異ではない。」ということを主人公の冬目皆人が説明していくのです。
ヤカンヅル、鎌鼬、精螻蛄、黒髪切などの妖怪らしきものも出てくるけど、超常現象で安易に説明せずに論理的に、科学的に物事に向き合っていく主人公の姿勢に好感が持てます。
それを引き立てるために妖怪大好きなヒロインの春道兎鳥の存在も大きいです。
もちろんその逆の考え方も成り立つわけですね。
この両者がそれぞれ魅力的なので、キャラクター立ちしているわけです。
冬目皆人も論理性だけでなく、ちょっと間が抜けていたり、人間関係をこれまでうまく学習できていなかったので人の気持ちをあんまり理解できなかったり、完璧な人間でないというのも共感できるポイントだと思います。
ライトノベルだと、不思議な力や特殊能力に注目する作品が多いけど、本作は普通の人が登場人物となって、僕達の周りでもひょっとしたら起こるかもしれない日常の事件が出てきます。
それでもそんな日常がヒロイン、春道兎鳥の破天荒な妖怪的解釈で非日常になっていく様も面白いですよ。
ぐいぐいとストーリー展開に引き込まれていく連作短編集です。

そんな作品の表紙イラストに僕が撮影した写真が参考として使われたのは大変光栄です。
ぜひぜひ本屋さんなどでお手にとって、そして購入していただければと思います。

本作の舞台となっているのは鳥取県境港市です。
実は僕はまだ鳥取県に行ったことがないので、ぜひ鳥取の町の風景も撮影に行きたいですね。
皆人や兎鳥が活き活きと生活している町がどんなものなのか実際に自分の目で見たいと思います。

そうそう。
この作品は8月25日に第2弾も発売されるそうです。
続編も楽しみに待ちたいと思います。

ようするに、怪異ではない。 (日本文学)
皆藤 黒助 KADOKAWA/角川書店 2015-04-25
売り上げランキング : 316879

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この記事の筆者は徳富政樹(とくとみ)です。ブロガー、街歩き案内人、なんちゃってフォトグラファー。日本全国を旅しながら写真撮影をしています。マニアックな場所や美味しいもの、鉄道、井戸ポンプ、ネコが好きです。
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