東京都の観光PR事業の一環で東京都檜原村と奥多摩町を旅してきました!
季節はちょうど秋ということもあってみごとな紅葉の風景をたっぷりと見ることができました。
この旅は2泊3日で行ってきまして、今回のレポートはその初日の様子をお伝えしていきます。
旅の1日目は檜原村への訪問でした。
僕は東京で生まれて、東京で育って、東京で暮らしているわけですが、実は檜原村に行くのは初めての体験です。
まずは檜原村ってどこにあるのかを見ていきましょう。
檜原村ってどこにある?
檜原村は東京都の最西部にあり、山梨県と神奈川県に接しています。
檜原村のオフィシャルサイトによりますと、面積は105.41平方km、人口は2292人、人口密度は20.3人/平方キロだそうです(2016年11月1日現在)。
→檜原村ホームページ
檜原村への行き方
僕は東京の下町に住んでいます。
スタート地点は正確に言えば別の場所なのですが、今回はわかりやすく東京駅とします。
まずは東京駅から中央線の快速列車に乗り込みます。
東京 8:09
↓ 快速 高尾行き
立川 9:02
中央線で東京の西へ西へと進んでいって立川駅で下車します。
ここで青梅線に乗り換えます。
立川 9:07
↓ 武蔵五日市行き
武蔵五日市 9:39
この列車は拝島駅から五日市線に乗り入れまして、そのまま終点の武蔵五日市まで乗り通します。
武蔵五日市の駅に着いたら駅前のバス停からバスに乗ります。
こちらがバス停です。
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この檜原村ハイキングガイドにはバス停もちゃんと出ている地図がはいっているのでとてもわかりやすいです。
それではバスに乗ることにします。
今回はこちらのバスに乗ることにしました。
武蔵五日市駅 10:00
↓ 西東京バス 五里18 藤倉行き
神戸岩入口 10:31
武蔵五日市駅はあきる野市ですが、バスが走っているうちについに檜原村に突入します。
アナウンスが入るのでどこから檜原村なのかちゃんとわかりましたよ。
さあ。これで檜原村に入ることができました。
東京駅から2時間程でしたね。
それではさっそく檜原村観光を始めることにしましょう。
神戸岩
藤倉行きの西東京バスで下車したのは神戸岩入口でした。
ここは文字通り神戸岩というところの最寄りバス停となります。
ちなみに神戸岩は「かのといわ」と読みます。
最初は「ごうどいわ」かと思いましたが、完全に間違っていました。
このバス停から徒歩で約40分。
山中に突如として巨大な岩山がそびえているのに出くわします。
これこそが東京都の天然記念物にも指定されている神戸岩です。
周囲は緑と紅葉に囲まれた山ですが、ここだけは白い岩肌がむき出しになっていて神々しさを感じます。
高さが約80m、幅も約80mあるそうですよ。
実はこの右側にも岩山がありまして、こちらも神戸岩です。
こちらは高さ約100m、幅が約40mで、白い方に比べると高さはありますが、幅は狭いです。
この2つを合わせて神戸岩と言うのですね。
この高さと紅葉に彩られた美しさはもちろん見るべきポイントなのですが、もうひとつぜひとも見ておきたいものがあります。
神戸岩の岩と岩の間に目を向けてみましょう。
ここには赤井沢という川が流れています。
小さな滝があって、これだけでも思わず声を上げてしまうくらいなのですが、滝の右側をよく見てみてください。
ハシゴがある!
立入禁止とも書かれていないので、これは上っていってもいいということですよね。
注意深くはしごを上った先には岩と岩に挟まれた別世界が待っていました!
ここは完全に神戸岩のはざまですね。
見上げてみると巨大な岩山が左右から迫ってきます。
ここで聞こえるのは沢を激しく流れる水の音だけ。
まさかこんな世界が待っているとはまったくもって思いもしませんでした。
この短い遊歩道の終着点にも小さな滝がありますので、こちらも必見ですよ。
なお、ハシゴを含めてこの岩場の道は大変狭くて滑りやすくなっています。
通行するには十分に注意してくださいね。
ちなみに、最後の滝のところまでは神戸岩の中に掘られたトンネルを通って安全な道がありますので、体力に自信がない方などはこちらを利用してください。
それにしてもまさか東京都内にこんなに巨大な岩山があるとは。
びっくりと同時に感動的ですね。
僕は下町の低層の住宅街に住んでおりますので、この巨大さに完全に圧倒されました。
神戸岩入口のバス停から神戸岩までは徒歩で往復80分。
見物時間を含めると2時間は考えておいたほうがいいでしょうね。
場所はここらへんですよ。
神戸岩見物を終えて次なる目的地に移動します。
神戸岩入口 12:49
↓ 西東京バス 五里18 武蔵五日市駅行き
払沢の滝入口 12:59
ヴィッラ・デルピーノ
払沢の滝入口で下車したら、まずは昼食をとる場所へと移動します。
今回は森の中にあるヴィッラ・デルピーノに行ってきました。
ここは本格的なイタリアンレストランで、この日のランチは2種類のパスタが用意されていました。
・五日市ブロッコリーとアンチョビのプーリア風ペンネ
・ひのはら舞茸のトマトソース・スパゲッティ 柚子風味
通常はどちらかなのだそうですが、タイミングよく他のお客さんたちで2種類の両方を頼んだ方がいるらしく、半分ずつ両方出すこともできますよと言われましたので、迷うことなく両方を注文しました。
まずは前菜の五日市サツマイモを使った焼き芋の温かいスープです。
見た目は全然焼き芋ではないので、飲んでみると本当に焼き芋風味です。
初めて飲んだものですが、これ、意外な程美味しかったです。
次は五日市ブロッコリーとアンチョビのプーリア風ペンネ。
ブロッコリーとアンチョビのソースが絶品です。
最後にひのはら舞茸のトマトソース・スパゲッティ 柚子風味。
柚子の香りが利いていて、大きな舞茸の歯ごたえもばっちりあります。
3品出てきましたが、どれも間違いなく美味しいです。
そして基本的には檜原村でとれた食材を使っているという点にも要注目ですね。
ただ美味しいものを出すだけでなく、檜原村のことを考えて檜原村の食材を使っていることに好感度がグッとアップしました。
ヴィッラ デルピーノ
東京都西多摩郡檜原村本宿5493-1
042-598-1054
ランチ 11:00-17:00
ディナー 18:00-22:00
定休日 水・木
払沢の滝
昼食後は払沢の滝を見に行くことにしました。
ヴィッラ デルピーノから徒歩で10分くらいのところにあります。
払沢の滝は「ほっさわのたき」と読みます。
落差62mで4段の滝が森の中に見えてきました。
紅葉した木々の中に筋となって落ちる水が美しいです。
近づいて見てみましょう。
水が透明感があって本当にきれいで、そして水の音も心地よく耳に入ってきます。
森の中はこの滝の音しか聞こえないくらいで、払沢の滝の存在感がそれだけで増していきます。
動画でもぜひ御覧ください。
写真や動画で払沢の滝を見ていただきましたが、この迫力はぜひ現地で実際にご自分の目で見ていただきたいですね。
次はこの日の宿へと移動します。
払沢の滝入口 16:28
↓ 西東京バス 五里10 数馬行き
南郷 16:41
田舎暮らしが体験できるこむかい山荘に宿泊
この日の宿泊先はこむかい山荘です。
檜原村にある民宿で、僕が到着した時は日没後ということもあってこんな暗い中でした。
こむかい山荘はかつて蚕やお茶の作業場として使われていた建物を民宿として使用しています。
こちらが客間です。
この日の宿泊者は僕一人ということもあって、この二間を自由に使っていいと言われました。
そうは言われても、実際に使ったのは畳4枚分くらいでしたね(笑)
この建物の中央には立派な大黒柱があります。
築何年なのかおばちゃんに聞いてみたら、明治二年か二十年のどちらかに建てられたものなのだそうです。
屋根裏に書かれた築年の文字が滲んでしまっていてどちらなのかはっきりしないとのことでした。
明治20年としても、築約130年になりますので相当な古さなのだということがわかります。
建物はだいぶ傷んでいて、傾いては来ていますが、これだけ古い建物に宿泊できる機会はそうはありません。
ちなみに夕食はこんな感じでした。
凝ったものではありませんが、素朴な田舎料理です。
もし檜原村におばあちゃんちがあったら、きっとこんな建物でこんな料理が出てきてという風になるのでしょうね。
同じ東京都内と思えない雰囲気の中でのんびりとした夜を過ごしました。
こむかい山荘
東京都西多摩郡檜原村1088
042-598-6104
チェックイン 15:00、チェックアウト 10:00
一泊二食付きで7000円
→こむかい山荘
まとめ
東京の下町に住んでいる僕が初めて檜原村を体感してきました。
紅葉に彩られた美しい山は今でもこの目に焼き付いています。
日々の生活とは異なる時間の流れを感じながら、ゆったりと1日を過ごせたと思います。
今回の行程だとそんなにキツキツなものではないので檜原村への旅行を考えているならばぜひ参考にしてみてください。
次回は旅行の2日目の様子をお伝えします。
続く。
この旅は東京都の観光PR事業の一環で実施されたものです。詳細はこの事業の公式サイトである「tokyo reporter 島旅&山旅」を御覧ください。
→tokyo reporter 島旅 & 山旅
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この記事の筆者は徳富政樹(とくとみ)です。ブロガー、街歩き案内人、なんちゃってフォトグラファー。日本全国を旅しながら写真撮影をしています。マニアックな場所や美味しいもの、鉄道、井戸ポンプ、ネコが好きです。トップページ | 旅の全記録 | フォトウォーク | 登山の全記録
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