水に関する5つの都市伝説

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先日とくとみぶろぐで健康に関する9つの都市伝説に触れました。

今すぐ心配するのをやめるべき健康に関する9つの都市伝説

健康に悪い!と言われるとついつい信じてしまう言説に対する反論を紹介しました。

その中で「1日にグラス8杯の水を飲む」という都市伝説も含まれていたのですが、今日は水に特化した都市伝説について解説していた記事を紹介したいと思います。

Five Myths About Drinking Water(NPR)

題して「水に関する5つの都市伝説」です。

1.1日にグラス8杯の水を飲む
水をたくさん飲むことが健康にいいという明らかな証拠はない。”グラス8杯”というのは誰が言い出したのかも全くの不明である。

2.水をたくさん飲むことによって体から老廃物が排出される
腎臓で血液中の老廃物を抽出し、尿として排出される。たくさんの水を飲むと、その機能が低下してしまう。

3.たくさん水を飲むと肌がきれいになる
人間の体の60%が水である。90kgの人だったら54kgは水である。なので多少水を飲んだとしても効果はない。500mlの水により皮膚内の毛細管現象が増加したという実験報告があるが、それが臨床上意味のある変化なのかは不明である。

4.水をたくさん飲むとダイエット効果がある
水をたくさん飲むと、食べ物なしでも満腹感が得られるが、水はそんなにすごいものではない。ダイエットソーダのようなカロリーゼロのものの方が効果がある。

5.水を飲まないと脱水症状を起こしやすい
脱水症状は体内の水が2%失われると起こる。マラソンランナーや自転車に乗るとき、ハイキングをする時などは脱水症状の前兆を知っておく必要がある。しかし、公園で散歩をするくらいならばペットボトルの水は必要ない。喉が渇いたら飲めばいい。

以上、5つの都市伝説とそれに対する反論でした。

1は前回紹介したことと一緒です。

総じて言えるのは、水に過大な期待を寄せるのは酷だ、ということではないでしょうか。

確かに人間は生まれる前は水に包まれていて、水はとても重要なものではあります。

しかし産まれてから摂取する水には渇きを癒したり、喉に詰まったものを流し込むくらいしか健康上の役には立たないのでしょう。

健康にいい「魔法の水」は現段階で存在しないので、そういうような言い回しがあったら気をつけたいところです。

原文はこちらからどうぞ。

→→Five Myths About Drinking Water(NPR)

その他の健康に関する都市伝説はこちらから。

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この記事の筆者は徳富政樹(とくとみ)です。ブロガー、街歩き案内人、なんちゃってフォトグラファー。日本全国を旅しながら写真撮影をしています。マニアックな場所や美味しいもの、鉄道、井戸ポンプ、ネコが好きです。
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