小山龍介さんの「STUDY HACKS!」を読みました。
この本は「楽しみながら成果が上がるスキルアップのコツと管理」をテーマとしており、時間のない社会人がどのようにして勉強していったらいいのかをわかりやすく実践例を交えながら解説しています。
まずは目次から見て行きましょう。
Chapter1 ツールハック 機能と形態
Chapter2 環境ハック 身体と環境
Chapter3 時間ハック すきまとながら
Chapter4 習慣ハック 愛着と定着
Chapter5 試験ハック 選択と集中
Chapter6 語学ハック リズムとゆらぎ
Chapter7 キャリアハック STUDYとSTUDIOUS
以上7つの章で構成されています。
Chapter1のツールハックではどのような勉強道具を使用したらいいかが記述されています。
Googleから提供されている様々なウェブサービスは使い方によっては最高の勉強道具となるようです。
Googleドキュメントはどこでも見ることのできるオンラインノートになるし、Googleリーダーで必要となるキーワードをはてなブックマークのRSSで受信すれば情報収集ツールにもなります。
またICレコーダーで気になる情報をいつでもどこでも音声でメモすることもできます。
インターネットが繋がっている環境だったら勉強道具にあふれているし、そうじゃなくてもニンテンドーDSのようなゲーム機でも勉強道具とすることができるというところはイメージの転換が必要なところかもしれません。
その他の章で気になったのはChapter3です。
働いているとどうしても勉強に割く時間は学生時代のようにたくさんはありません。
勉強時間は限られてくるので、どのようにその時間を作り、そこでどのような勉強をしたらいいのかが解説されています。
何かをする時間は自然と湧き出てくるものではなく自分で作り出していくものです。
だからこそ「すきま」時間や「ながら」時間を有効活用するのです。
「すきま」時間とは、例えば通勤に利用する電車の中などの時間と時間の谷間にできたちょっとした時間です。
電車の中で何もせずに過ごすのは有意義とは言えません。
満員電車なので本なんて読めないというのならば、iPodなどを使って耳から勉強すればいいのです。
また「ながら」時間とは、食事をしながら、トイレに入りながらなどの何かをしながら勉強することをさします。
この「ながら」時間を探すと意外にたくさんの時間が1日の中にあることがわかりました。
それらを勉強時間に当てることができたらかなりの時間をうまく使うことができるはずです。
さっそく小山さんを見習って「すきま」時間と「ながら」時間を上手に使えるようになろうと思います。
さらにこの章で有効な勉強法にも触れられていました。
それはアプトプット勉強法です。
勉強というと教科書を読んだり暗記をしたりといったインプットの作業が多いことと思います。
しかし勉強したことを他者に教えるということをやれば格段に自分の身につくというのが著者の主張です。
インプットしたものを外に出す、それがアウトプット勉強法ということになります。
これは僕も学生時代には実践していたことです。
他の人に教えるとなると、いかにわかりやすく説明できるかを考えるので教え方を考えて工夫します。
すると自分の中での理解度が促進されるということを何度も経験してきました。
僕自身の経験からもこのアウトプット勉強法は有効だと思います。
教える他者がいないという人はブログに書けばそれがアウトプットになるので、アウトプット先というのは探せばいくらでもあると思います。
そういうことを自分なりに探すのもライフハックの一種なんでしょうね。
その他にも社会人が勉強する上でためになること、参考になることがたくさん書かれています。
時間がないと嘆くより、なぜ時間がないのかを考え、時間がないならないなりの勉強方法を探す手助けになると思います。
まさにスタディーハックの指南書です。
かなりお勧めの1冊ですよ。
STUDY HACKS! 小山 龍介 by G-Tools |
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この記事の筆者は徳富政樹(とくとみ)です。ブロガー、街歩き案内人、なんちゃってフォトグラファー。日本全国を旅しながら写真撮影をしています。マニアックな場所や美味しいもの、鉄道、井戸ポンプ、ネコが好きです。トップページ | 旅の全記録 | フォトウォーク | 登山の全記録
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