子供の頃から学校の好きな教科は体育と社会科でした。
小学生までは体育が好きではなかったのですが、6年生の時にコンタクトレンズを入れて以来、いきなり運動神経がよくなったのです。
それまでは目が悪くて、怖くて動けなかったんだろうね。
社会の方は歴史よりも地理の方が好きで、よく地図帳とにらめっこしていたものです。
幼稚園生の頃から鉄道好きだったので、その流れで地図を見て想像を巡らすのが日常だった気がします。
そんな地図好き、鉄道好きにとってものすごく魅力的な本を発見しました。
・日本鉄道旅行地図帳 5号 東京―全線・全駅・全廃線 (5) (新潮「旅」ムック)
先ほど発売されたのは、このシリーズの第5巻の東京編ですが、やっぱり地元東京の鉄道地図とくれば手元に置いておかないわけにはいきませんので、さっそく購入しました。
収録されている内容でユニークなのは地下鉄の立体透視地図と縦断面図が出ていることです。
地下鉄は乗っているだけではどのような立体構造をしているのかわかりませんよね。
それを細かいデータ付きで紹介しているのです。
例えば東京のおしゃれスポットの表参道駅を例にとると、ここには千代田線、半蔵門線、銀座線の3線が交差しています。
どのように交差しているかというと、半蔵門線、銀座線は地表より-8.1m、千代田線は-18.8mというように表現されているのです。
これで高さの感覚がよくわかりますね。
また、縦断面図では1線ごとに、地表からどれくらいの深さを走っていて、どこで川や運河と交差するかがよくわかるようになっています。
これを見ると東京の地下鉄はかなりのアップダウンがあることがわかりますよ。
さらに特筆すべきことは、昭和37年の都電全図も掲載されているのです。
都内を網の目を縫うように走っている様子がよくわかります。
僕の家の近所にはトロリーバスも走っていたことがわかりましたよ。
このように、東京の鉄道についてデータから理解できるこの地図帳は街歩きの参考書にもなりそうです。
もう見ることはできない廃線跡を想像しながら散歩をするのもいいかもしれませんよ。
日本鉄道旅行地図帳 5号 東京―全線・全駅・全廃線 (5) (新潮「旅」ムック)
これ以外にも、北海道、東北、関東が発売されています。
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