5月11日。
山梨県北杜市のサントリー天然水白州工場で開催されたブロガーイベント「サントリー南アルプスの天然水 ふるさと体験ツアー2014」に参加してきました。
前回は工場の近くにある南アルプスの麓の森を散策した様子をレポートしました。
→森の緑と清流と サントリー南アルプス天然水ふるさと体験ツアー2014で尾白川渓谷の自然を満喫してきた!(とくとみぶろぐ)
今回は実際に工場内を見学してきた模様をお伝えしようと思います。
こちらがサントリー白州蒸溜所の地図になります。
あちこち建物を移動しながらの見学となり、しかも敷地が広いからその移動がバスでとなったくらいです。
まずは緑に囲まれたセミナールームへと移動です。
ここで南アルプス天然水が作られている白州工場の立地についてレクチャーしていただきました。
なぜ甲斐駒ケ岳がある南アルプスの麓にこの工場が作られたのかということをわかりやすく解説してくれました。
昨日のレポートで工場近くの尾白川を見に行ったことを書きました。
そこにはきれいな水があったわけですが、その水を直接つかっているわけではないのです。
南アルプスに降った雨や雪が地中に染みこんでいき、それがこの地域一帯にある花崗岩層で濾過された地下水を南アルプス天然水としているのだそうです。
その年月は何と20年!
この水を求めてサントリーはこの地に工場を作るというこだわりを持っていたのです。
どのようにして水が濾過されてきれいになっていくのかというのをこの装置を使って実際に見せてもくれました。
泥で濁った黒っぽい水が様々な地層を通過していくことで下へ行けば行くほどきれいになっていく様子は圧巻でしたよ。
この白州工場できれいな水を汲み上げるだけではありません。
きれいな水ができるためには森も必要です。
そこで、崩落した山の斜面を修復して木を植えたり、また、増えすぎた木を間引きして森の環境を整えるということもやっているそうです。
森から受けた恩恵は森にきちんとお返しするということですね。
そのための研究も欠かさないという姿勢には大いに関心いたしました。
レクチャーの後は工場の見学です。
しかし、ペットボトルに水を入れたりラベルを貼ったりというラインについては遠くからちょっと見せてもらうだけで終わりました。
色々秘密があるのでこれは仕方なしですね。
その代わりの映像資料はたっぷりと見せてもらえました。
リアルタイムの合成映像は何か笑えました(笑)
工場見学の後は再びセミナールームにに戻って様々な水のテイスティングをしてみました。
しかし、僕には水を識別する能力がほとんどないようです。
軟水である南アルプス天然水と硬水の違いがわかったくらいで、サントリーのその他の水である奥大山の天然水、阿蘇の天然水の違いがよくわかりませんでした。
ちゃんと硬度の違いがあるので本来は味も異なるのだそうですよ。
最後にこれ。
新製品の南アルプスの天然水&朝摘みオレンジ。
オレンジの味がしっかりあって、香りもあるのに見た目は普通の南アルプスの天然水なのですよ。
かなり美味しかったので要チェックの商品ですよ。
テイスティングの後は懇親会の準備のためにしばし自由時間です。
工場内にバーがあるので、白州などを飲むことができます。
おみやげコーナーもあります。
水、ウイスキー、食べ物などが売っています。
僕は鮭とばを買ってきました。
さてさて、懇親会の準備が整ったようです。
美味しそうな料理がずらり。
この場では水だけではなくてお酒も用意されています。
それでは乾杯です。
サントリーでは乾杯の合図は「スコール、スコール、スコール!」とスコールを3回言うのだそうです。
スコールはデンマーク語で乾杯という意味なんだそうです。
というわけで、「スコール、スコール、スコール!」。
あ、僕は先ほど飲んで美味しかった朝摘みオレンジです。
ここでサントリーの方々やイベント参加者の皆様と楽しくお話をさせていただくことができました。
大人になると工場見学に行く機会はまずないので、このようなツアーがあるのはとても嬉しいです。
今回はブロガーツアーでの見学でしたが、一般向けのツアーも開催されています。
→白州蒸溜所 工場見学へ行こう サントリー
天然水やウイスキーのガイドツアーは何と無料!
試飲もできるので興味がある方はぜひ予約してみてください。
小淵沢の駅前から無料のシャトルバスもありますので、都内から電車での移動でも楽々です。
てな感じで、今回のブロガーイベント「サントリー南アルプスの天然水 ふるさと体験ツアー2014」は終了です。
中央本線の小淵沢駅から特急あずさに乗って東京へと帰りました。
今回のイベントを企画してくださったサントリーの皆様へ。
たっぷりと楽しませていただきました。
森と水の関係を頭だけでなく体で体験できたのも貴重でした。
本当にありがとうございます。
写真はNikon D7000+Nikon AF-S DX NIKKOR 35mm f/1.8G及びSIGMA 単焦点マクロレンズ MACRO 105mm F2.8 EX DG OS HSM ニコン用 フルサイズ対応で撮影したものです。
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この記事の筆者は徳富政樹(とくとみ)です。ブロガー、街歩き案内人、なんちゃってフォトグラファー。日本全国を旅しながら写真撮影をしています。マニアックな場所や美味しいもの、鉄道、井戸ポンプ、ネコが好きです。トップページ | 旅の全記録 | フォトウォーク | 登山の全記録
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