最近すっかり秘境駅にはまっているとくとみです。
秘境駅とは鉄道以外で到達する手段がなく、周囲に人家がないと定義することができるでしょう。
つまり、なぜそこに駅があるのかよくわからないというのがまさに秘境駅なのです。
そんな秘境駅の牛山隆信さんと栗原景さんいよる写真集第3弾が先日発売されました。
本書に収録されているのは北海道から九州までの30の駅です。
立派な木造駅舎が残っているものもあれば、ホームに待合室がぽつんとあるだけのものもあります。
その姿が叙情的な写真となり、どちらかと言えばちょっと悲しい雰囲気の写真集に仕上がっています。
その中でも特筆すべきなのは仙山線の八ツ森駅と八戸線のプレイピア白浜駅でしょう。
この2つの駅は臨時駅とはなっているものの、近年1本の列車も停まることがない究極の秘境駅なのです。
全ての列車が通過していくのでそこに駅があることをすっかり忘れてしまっている人が多いと思いますが、本書ではこの2つの駅にスポットライトが当てられ、本来の鉄道の駅という役割ではないものの、久々に白日の下に引き戻されているかのようです。
その姿を見ることができたことだけでもかなり満足度が上昇しました。
さて、本書の写真にはいくつかの特徴があります。
鉄道関係の写真集なのに、列車そのものはほとんど写されていません(数枚列車が写っているものはあります)。
さらに人もたった1枚を除いては写っていないのです。
それらがまた秘境感をアップさせているのだと思います。
駅だらけの写真集ですが、僕にとってはかなり癒しとなるものでした。
駅好きな方にはお勧めの写真集ですよ。
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この記事の筆者は徳富政樹(とくとみ)です。ブロガー、街歩き案内人、なんちゃってフォトグラファー。日本全国を旅しながら写真撮影をしています。マニアックな場所や美味しいもの、鉄道、井戸ポンプ、ネコが好きです。トップページ | 旅の全記録 | フォトウォーク | 登山の全記録
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