鉄道で旅する北海道 2009年秋号

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北海道に特化した鉄道旅行季刊誌「鉄道で旅する北海道」の秋号が発売されました。

鉄道で旅する北海道 2009.秋号 [雑誌]
鉄道で旅する北海道 2009.秋号 [雑誌]

今回のメイン特集は帯広を基点とした道東の旅です。
道東の夏、特に釧路に関しては霧が多く日照時間が少ないようで、秋の方が観光シーズンとしては適しているとのことです。
さて、紹介されている旅のスタートは滝川から始まります。
現在国内で走っている最長距離の普通列車が滝川発釧路行きの列車なのです。
走行距離308.4km、所要時間は実に約8時間。
短い区間での運転が当たり前になっている普通列車でこんな長距離のものが残っているなんて奇跡的です。
そんな列車などを使った根室本線と富良野線の旅が紹介されています。

その他では石勝線の夕張支線や廃線となった士幌線のアーチ橋群の紹介、三連休おでかけパスを使っての旅の記事が掲載されています。
その中でも特に興味深い記事が士幌線のアーチ橋群についてのものでした。

士幌線は昭和62年(1987年)に廃止になった路線で、廃止から20年以上が経過しています。
しかしアーチ型の美しい橋梁が未だ残っている場所も多く、近年廃墟、廃線研究家の間で話題になり、一般の観光客も多数訪れています。
特に夏季は川の水位が上昇するために水没してしまうので春、秋、冬にしか見ることができない幻の橋と言われるタウシュベツ川橋梁は、その最大の目玉となっている橋です。
そんな士幌線が走っていた帯広から十勝三股までの廃線跡の探索レポートが記事になっています。
写真も豊富でよくまとまっており、以前からぜひ一度訪れてみたいと思っていたこの廃線跡に行きたい気持ちがさらに高まってきました。
この秋は無理でも、タウシュベツ川橋梁が崩壊してなくなってしまう前にぜひ一度行ってみたいところです。

最後に、10月から12月に開催される北海道内のイベントも紹介されていました。
10月4日の池田町秋のワイン祭り、10月10日~11日のゆうばり紅葉まつり、10月31日~11月1日のとかちばん馬まつりなど見所が載っています。
鉄道のみではなく、こういう観光についての記事もあるので、北海道旅行のいい参考書になると思いますよ。

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この記事の筆者は徳富政樹(とくとみ)です。ブロガー、街歩き案内人、なんちゃってフォトグラファー。日本全国を旅しながら写真撮影をしています。マニアックな場所や美味しいもの、鉄道、井戸ポンプ、ネコが好きです。
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