僕は木造駅舎好きで、鉄道旅に出るとついつい木造の駅舎がある駅で途中下車しちゃったりしています。
気のぬくもりと、なんとなく懐かしいあの雰囲気が大好きなのです。
そんな僕のような木造駅舎好きにお勧めの本を見つけました。
九州から北海道までの日本全国のJR及び私鉄の現役木造駅舎が100選び抜かれた写真集です。
ざっとどんな駅が収録されているかと言いますと、、、
門司港、夜明、嘉例川、採銅所、えびの、矢岳、大畑、折尾、坪尻、琴平、豊後森、田野、松橋、大村、早岐、上有田、鳥栖、八幡浜、土佐山田、善通寺、西岩国、四辻、長谷、川戸、備後庄原、美作千代、美作滝尾、若狭、養父、鞍馬、松尾寺、出雲横田、御来屋、豊岡、竹田、浜寺公園、諏訪ノ森、高野山、畝傍、鳥居本、新八日市、能登鹿島、永平寺口、上堀、加賀一の宮、櫟本、京終、学文路、貴志、勝山、阿漕、加太、湯谷温泉、養老、美濃赤坂、布袋、天竜二俣、小和田、三つ峠、市振、津川、新村、姨捨、日光、上総鶴舞、外川、長瀞、西桐生、上神梅、通洞、根府川、山北、原宿、高尾、那珂湊、白河、長井、松島、芦ノ牧温泉、神町、子吉、驫木、気仙沼、陸前高田、奥中山高原、能代、津軽新城、伊達紋別、銭函、川湯温泉、大沼公園、渡島沼尻、上厚内、藻琴、遠軽、糸魚沢、幾寅、抜海、増毛
勢いで全部書き出して見ちゃいました。
今や登録有形文化財となっているような駅がずらりと並んでいます。
ただ、先ほどは「現役」と書いたけど加賀一の宮駅は廃止されたし、貴志駅は建て替えられるしで、現在の状況と若干タイムラグは見られます。
それでも大部分の駅はまだまだ現役でがんばっているというのは事実です。
これらの駅は4ページで10枚以上の写真を使って紹介されているものもあれば、1ページを4分割して、そこに写真1枚と簡単な紹介文のみというものもあります。
しかし、100駅全ての写真はちゃんと掲載されています。
概ね地域別に分類されているので、旅行の際のガイドにもなるでしょう。
以上のような写真集やガイドとしての機能もある本書ですが、コラムも充実しています。
その中でも木造駅舎の建築様式の違いついての解説はとてもわかりやすいものでした。
切妻造り、寄棟造り、入母屋造り、マンサード屋根などなど。
屋根の形状による名称の違いなんて普段は全く気にしないものですが、用語を知っていると駅の見方も変わってくると思います。
ちょっとした知識で、あまり披露する場はないかもしれないけど、建築様式がわかって一人密かにほくそ笑むということはできるでしょう。
まあ、そんな細かいことだけでなく、単純に木造駅舎の写真を眺めて懐かしい気持ちにひたるだけでも本書には十分価値があると思います。
鉄道好き、旅好き、レトロ好き、建築好きなどの方にはお勧めの1冊ですよ。
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この記事の筆者は徳富政樹(とくとみ)です。ブロガー、街歩き案内人、なんちゃってフォトグラファー。日本全国を旅しながら写真撮影をしています。マニアックな場所や美味しいもの、鉄道、井戸ポンプ、ネコが好きです。トップページ | 旅の全記録 | フォトウォーク | 登山の全記録
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