NASAが公開した火星写真に人型をした何かが写っていると海外で話題になっています。
→Life on Mars? Amazing photos from Nasa probe reveal mystery figure on Red Planet
その写真がこれ。
丸がついている部分を拡大したのがこれ。
岩の上に女性が座っているように見えます。
日本でもCNET JAPANの記事でこの写真が触れられています。
→フォトレポート:発見!火星に人?–火星探査車「Spirit」からの衝撃画像
果たしてこれは人なのでしょうか?
はたまた火山活動による溶岩を浴びて石化してしまった火星人なのでしょうか?
おそらくこの考え方は間違っているでしょう。
人は何かをわけのわからないものを見たときに、それを意味づけしようとします。
例えば、これを見てください。
ペイントで描いたおもいっきしヘタヘタな絵ですが、何に見えますか?
おそらくたくさんの人が人の顔として認識したことと思います。
しかし、これは僕が本当に適当に描いた3つの図形で、それがたまたま近接していることにより顔のように見えてしまっただけなのです。
以前火星で人面岩が「発見」されたこともありましたが、それもこの原理が働いたものです。
また心霊写真と言われるものも、これが原因となっています(大半はトリックですが・・・)。
僕が言いたいことは、このような岩は偶然の産物によって産まれたもので、かつ解像度の低い、遠距離からの写真だからこそ、人はそれを人として解釈してしまうのです。
従ってこの写真だけから地球外生命体について議論を飛躍させてはいけません。
近距離から、または別の角度から見たらまるで異なる形に見えるかもしれないのです。
まるでエッシャーの作品のように。
皆さんはこの写真を見てどう思いましたか?
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この記事の筆者は徳富政樹(とくとみ)です。ブロガー、街歩き案内人、なんちゃってフォトグラファー。日本全国を旅しながら写真撮影をしています。マニアックな場所や美味しいもの、鉄道、井戸ポンプ、ネコが好きです。トップページ | 旅の全記録 | フォトウォーク | 登山の全記録
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