10月4日。
ぎゃらりーKnulpが主催する藍染川フォトウォークイベントの第3回レポートです。
前回は染井銀座と霜降銀座の2つの商店街を紹介しました。
今回は山手線の線路をくぐるとことからスタートします。
このフォトウォークで歩いたのは藍染川です。
この川は地域によって呼び名が異なっており、ここらへんは谷田川と言っていたのではないかと思われます。
この川が山手線のガードをくぐっていました。
上の写真だとあんまり川っぽくない道ですよね。
でも別角度から見ると、ここが谷になっているのがわかります。
手前の道が下り坂で、向こうの道が上り坂です。
一番低い場所が川の流路で、谷になっていますね。
ガードをくぐって、反対側に出てみます。
そこには橋の欄干跡があるのですよ。
Sponsored Link
かなり短く見えますが、切断してこの長さになってのですかね。
これも油断していると気が付かづに通りすぎてしまう川の痕跡です。
これまでは山手線の外側を歩いていましたが、今度は内側を歩くことになります。
通りの名は谷田川通りと言います。
ここにも川の痕跡が残っていますね。
この通りを歩いていると、道路工事の現場に出くわしました。
そこにこんな案内が出ていました。
こ、これは!
現在の道の下の様子の写真が掲載されていました!
確かに水が流れているのですね。
こんな地下の様子を実際に目にすることはまずないと思うので、貴重な写真を見せていただきました。
これまでは水を見ることなく歩いていたので、これで確かに自分たちは川の上を歩いているのだということが実感できます。
谷田川通りを進みます。
この通りは途中で田端銀座という商店街を横切ります。
この暗渠歩きは賑やかな場所を歩きますね。
道は緩やかなカーブが連続するので、川の流れを連想させます。
この通りから左側は緩やかな坂道になっています。
ここが谷であることがわかりますね。
ここまでは道に案内板がなかったのですが、ここでようやくここで発見しました。
しっかりと「暗渠」という単語も出てきています。
さらに先に進むと小さな神社が道の左側にありました。
神社の名前をよく見てみてください。
そう、水神稲荷神社です。
周囲に水がないのに「水神」なのはかつてこの前を流れていた谷田川に由来しているのだろうと推測できます。
ここも川の痕跡ですよね。
この谷田川通りと田端駅前の通りの交差点の名前は「谷田橋」です。
この道の脇にある路地にはやっぱりネコがいっぱいいましたよ。
「暗渠の近くにネコあり」という格言は正しいようです(笑)
次回は藍染川フォトウォークレポートの最終回です。
今度こそ川の名称が藍染川となりますよ。
続く。
今回歩いたルートはこんな感じです。
藍染川フォトウォーク
・染井霊園脇にあったと思われる長池から約90年前に暗渠となった藍染川上を歩いてみる 『藍染川フォトウォーク』 その1
・暗渠の近くにはネコがいる!染井銀座・霜降銀座商店街を歩いてみた 『藍染川フォトウォーク』 その2
・現在も地下を流れる谷田川の流れを谷田川通りの工事現場で確認できた! 『藍染川フォトウォーク』 その3←今ここ
・よみせ通り、へびみちなどがある台東区と文京区の境にあった藍染川を歩いてゴール地点の不忍池へ! 『藍染川フォトウォーク』 その4(最終回)
似たテーマの記事はこちら
この記事の筆者は徳富政樹(とくとみ)です。ブロガー、街歩き案内人、なんちゃってフォトグラファー。日本全国を旅しながら写真撮影をしています。マニアックな場所や美味しいもの、鉄道、井戸ポンプ、ネコが好きです。トップページ | 旅の全記録 | フォトウォーク | 登山の全記録
記事内容や写真使用に関するお問い合せ、記事広告の作成、広告掲載、取材依頼のご相談などは下記リンクからお願いします。イベント取材、旅レポート、製品レビューなどの依頼は大歓迎です。
→お問い合わせメールフォーム
詳細なプロフィールはこちらから。
→プロフィール