特急自強号で台北から瑞芳駅へ台湾に行こう！その11

2月24日。
台湾2日は台北からほど近いローカル線の平渓線に行くことにしました。
7:30、台北発花連行き2031特急自強号に乗車。
乗車した時は既に満席で、立ち客もいっぱいいる状態でした。
僕達の座席にも既に先客が。
ちゃんと指定席券を自動販売機で買っていたのに、先客がいるとはまさかダブルブッキング？と思いましたが、台湾では座席指定を受けない「無座」というチケットもあり、この場合本来は自分の座席はないものの、空いている座席があった場合は本来の指定券持った人が来るまでその席に座ってもよいというシステムがあるのです。
従って、自分の席なのに誰かが座っていたら、その人の肩をちょいちょいと叩くだけですぐにどいてくれます。
などと知っているように解説をしていますが、そんなシステムがあるとは全然知らずに列車に乗り込み、近くにいた知らないおばさんが身振り手振りで教えてくれたのです。
ということもあって、満員の車内でしたが無事に座席に着くことができました。

台北を出発するとしばらくは地下が続きますが、10分ちょっとで地上へと出ます。

たくさんのバイク、原色の看板。
台北を離れてもやっぱり台湾らしい景色は変わりません。

台北駅から30分程の七堵駅には車庫がありました。

カラフルな客車群に特急用車両の姿も見えます。

おおー！ディーゼル機関車！
日本とは異なるデザインの車両に興奮しっぱなしでした。

満員だった車内は七堵駅を過ぎると一気に空いてきました。
台北周辺の通勤圏内はこの七堵駅のようですね。
車内探検をする余裕ができたので、ぷらぷらと歩いてみると、車端部にはウォーターサーバーがありました。

右側には紙コップも置かれています。
日本でも寝台特急あけぼのなどにまだ冷水機が残っていますが、台湾でも残っているのですね。

座席を見てみましょう。

さすが特急列車だけあってリクライニングシートで、フットレストもついています。
車内は明るいし、とても清潔でした。
八堵駅に到着。

駅の周りは山と緑が目立ち始めました。
ここまで台北から35分。
台北の都市部は結構狭い地域なのだということがよくわかります。
八堵駅を出てしばらくすると車窓はもうこんな山の中になってしまいました。

8:14、瑞芳駅着。

実は僕達が乗っていた特急自強号は前後に電気機関車がつき、プッシュプルで運転される列車でした。
つまり乗っていたのは電車でも気動車でもなく客車だったのです。
昼間の特急列車なのに客車ということが日本の列車ばかり見ていると驚きです。

車内が静かだったのがこれで納得です。

去っていく後部機関車の顔が何となく凛々しく見えました。

この瑞芳駅で驚いたのは、ホームに駅弁売の人がいたことです。

手にした拡声器で「弁当、弁当」と言いながら売り歩くわけです。
見ていただけでもたくさんの人が購入していました。
僕たちは朝食を食べたばっかりだったので、この日はパスです。

この瑞芳駅で平渓線の列車に乗り換えるわけえですが、その間に2両の普通列車が発着していきました。

黄色がメインのこちら車両は気動車でした。

この青いのは電車でした。
異国の地で初めて見る車両たちにときめいていたのはもちろんですが、それ以上に衝撃を受けたのはこちらの広告です。

「厳禁相撲力士飲用」
力士が飲んではいけないお茶、つまり飲むとやせちゃうよということなんでしょうね（笑）

次回はいよいよ平渓線に乗り込みます。

写真はNikon D90＋Nikon AF-S DX NIKKOR 18-105mm F3.5-5.6G ED VR AFSDX18105GEDVRで撮影しました。

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この記事の筆者は徳富政樹(とくとみ)です。ブロガー、街歩き案内人、なんちゃってフォトグラファー。日本全国を旅しながら写真撮影をしています。マニアックな場所や美味しいもの、鉄道、井戸ポンプ、ネコが好きです。
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