客車列車の莒光号に乗車し、そして時刻表ゲット台湾に行こう！その23

2月25日。
台湾3日目は台北から左営まで台湾新幹線で来て、蓮池潭を観光。
次は高雄に移動することにします。
14:11、新左営発高雄行き13列車莒光号に乗車。
莒光号は日本で言うところの急行列車ですが、何と客車列車なのです。
まずは最後尾。

客車急行は中学生の頃に乗った青森発上野行きの急行八甲田以来なのでテンションが上がってきます（正確にはこの日の朝の混乱で少し乗ってはいるのですが・・・）。
ドアはこれまたびっくりの手動式です。

自分で開けて自分で閉めるのですよ。
従って、走行中はドアの開閉を行ってはいけないという注意書きがきちんと書かれています。

昔の日本にもこのような手動式の客車列車があったんですよね。
僕はそのような列車に乗ったことがないのが残念です。

客車と客車の連結部です。

下の線路が見えています。
これも子供の頃に日本で見ていたものなので、懐かしくなってくる光景です。

客室ないを見てみましょう。

中は明るくて広々していて清潔で、古さを感じさせないものでした。
リクライニングシートでフットレストもあるのです。

左側にはドリンクホルダーも付いていますね。
音も静かだし、なかなか快適でしたよ。

客室車端部には特急自強号と同じようにウォーターサーバーがありました。

ここでも飲むのはやめておきました。

14:21、高雄着
10分間の短い乗車でした。
ちなみにこの列車は台北を7:22に出発した列車でした。
ここまで7時間かけてとことこと台湾西部を南下してきたわけです。
その7時間の間に僕たちは様々なトラブルにあったり、新幹線に乗ったり、観光もしていたわけです。
台北から左営まで新幹線だと1時間40分程という高速性に感心させられます。

高雄駅では車両の外観を見てみました。

高雄行きという表示が右から書かれています。
これはなぜなんですかね？
謎です。

油断していると、ここまで牽引してきた機関車がどうやら切り離されるようです。
急いで先頭部まで行きましたが、まさに切り離された瞬間でした。

でも何となくいい感じに撮れたのでよしとしましょう。
もうちょっと近づいて、さよなら機関車。

この高雄駅では素敵な出会いもありました。
駅ホームにKIOSKがあったのですが、その看板に「時刻表」という表記があるではないですか。
インチキ英語が店員さんに通じて、ついに時刻表ゲット。

前日までの2日間でセブンイレブンや本屋さんなどで探しに探したのに手に入れられなかった待望の時刻表です。
これまでアンドロイドアプリやホームページで時刻の検索を行っていたのが、格段にスピードアップすることができます。
しかし、この台湾版時刻表は日本の時刻表に比べるとかなり薄いです。
路線数が少ないので仕方がないというところもありますが、それでもびっくりするくらいの薄さです。
中を見てみましょう。

日本と違うところは、特急と急行のコーナーと普通列車のコーナーが完全に別になっている点です。
従って特急から普通列車の乗り継ぎを考えるときはかなり面倒になってしまうのが残念なところです。
台湾ではそのような乗り継ぎをして旅をするということがあまりないんですかね。

というわけで、時刻表を手に入れて元気百倍、気分は有頂天。
時刻表を駆使して鉄道旅を再開したいところですが、この日のこれからの予定は高雄観光です。
鉄道でなくても面白いところだらけだったので、明日からの高雄レポートもお楽しみに。

写真はNikon D90＋Nikon AF-S DX NIKKOR 18-105mm F3.5-5.6G ED VR AFSDX18105GEDVRで撮影しました。

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この記事の筆者は徳富政樹(とくとみ)です。ブロガー、街歩き案内人、なんちゃってフォトグラファー。日本全国を旅しながら写真撮影をしています。マニアックな場所や美味しいもの、鉄道、井戸ポンプ、ネコが好きです。
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