電気機関車が牽引する臨時の普通列車に乗車して大井川鉄道の旅が終わる『大井川鉄道SL三昧の旅』その10（最終回）

3月12日。
大井川鐵道SLフェスタに行ってきました。
今回はこの旅についての最終レポートとなります。
まずは田野口駅から普通列車に乗って新金谷駅へ移動します。
この列車は臨時の普通列車で、何と電気機関車が客車列車を牽引しているものでした。

大井川鉄道はSLについ目が行ってしまいますが、この電気機関車のデザインや色合いも渋いですよね。
それでは、素敵な木造駅舎がある田野口駅から出発することにしましょう。

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客車内はボックスシートがずらりと並ぶわけですが、ほとんどのボックスに一人のお客さんがいるという状態でした。
さらに、みんなSL撮影でエネルギーを使い果たしたのか、気怠い空気が車内に充満しています。
僕にも睡魔が襲ってきましたが、ここは踏ん張って車内からの撮影もしてみました。

先頭の客車からは牽引する電気機関車がよく見えます。

黄色いハンカチが掲げられている駅もありましたね。

今回乗車した客車は、往路はSLが牽引していたのでしょう。
窓ガラスをよく見ると煤だらけですね。

大井川鉄道に乗っていると頻繁にトンネルを通りました。
そのトンネル内に入ると、車内は夜行列車の雰囲気になります。

昔はこんな客車列車で夜通し乗車して遠くまで移動するなんてことはたくさんあったのでしょうね。
座席の背もたれはほぼ直角なので、長時間の乗車はきっと辛かったと思います。

列車は新金谷駅に到着。
すでに夕方になっていたので、駅構内で休んでいる旧型客車にやわらかな日差しがあたっていました。

一仕事終えたって感じですよね。
ここまで僕が乗っていた列車を牽引した電気機関車にもこんなギラリが生まれていました。

やっぱり夕暮れ時は光がドラマチックになりますね。

新金谷駅から金谷駅までも普通列車で移動。
今度は電車です。

金谷駅から静岡駅まではJRの東海道本線の普通列車に乗って、静岡からは東海道新幹線に乗り換えです。
新幹線車内での楽しみは駅弁ですね。
静岡駅で購入したのは東海軒の鯛めしです。

見てください、この鯛そぼろ。

ほぼ全面に鯛そぼろがのっかっているので、どこをどう食べても甘い鯛の味がします。
静岡で駅弁を買うなら、僕はこれからもこの鯛めしでしょうね。

田野口駅から東京駅までの時間をまとめてみます。

田野口 15:35
↓
新金谷 16:37

新金谷 16:45
↓
金谷 16:49

金谷 17:01
↓
静岡 17:32

静岡 17:52
↓ こだま668号
東京 19:17

朝の8:03に東京駅を出たので、約11時間の旅だったということになります。
この間にSLに乗ったり撮ったりして大井川鉄道を満喫することができたので、実は大井川は東京からも十分日帰り旅行圏内ですね。
今まで大井川は遠いと思ってなかなか足を運べなかったけど、これからはもっと気軽に遊びに行けたらなと思っています。
以上、大井川鉄道SL三昧の旅レポートでした。

写真はNikon D610+Nikon AF-S NIKKOR 35mm f/1.8G EDで撮影しました。

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この記事の筆者は徳富政樹(とくとみ)です。ブロガー、街歩き案内人、なんちゃってフォトグラファー。日本全国を旅しながら写真撮影をしています。マニアックな場所や美味しいもの、鉄道、井戸ポンプ、ネコが好きです。
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