最近すっかり写真エッセイにはまっています。
今回読んだのはhanaさんの「東京ご近所写真散歩」です。
hanaさんはプロの写真家というわけではなく、自宅の周囲をお散歩して撮った写真をホームページで写真日記として公開しており、そこから生まれてきたのが本書になります。
→hanaの東京写真散歩 hana’s Photoing in Tokyo
本書で掲載されている写真は東京の街角でよく見るような景色をとらえているのですが、どれもが温かく優しい雰囲気があり、見ていてほんわかした気分になってきます。
日常的に見ている世界も、hanaさんの手にかかるとここまで違うものに見えてしまうのだなと感心させられました。
しかも自宅からだいたい徒歩15分圏内で撮影した写真ばかりというのも驚かされます。
そんな狭い範囲の風景なのに、まるで下町から都下まで様々な場所の写真を見ているような感じになりました。
hanaさんが見ている景色は僕たちが見ている景色とは違って、それだけたくさんの、そして独特の視点を持っているということなのでしょうね。
エッセイに関しても、気取らず、飾らず、自然体の文体で体の芯にすっーと入ってくる感覚を持ちました。
写真だけではなくこの文章に関してもhanaさんの柔らかい人柄がきっと表れているのだと思います。
休日の昼下がり、柔らかな日差しの下でコーヒーでも飲みながらもう一度読んでみたい1冊です。
エイ出版社 2008-01-10
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この記事の筆者は徳富政樹(とくとみ)です。ブロガー、街歩き案内人、なんちゃってフォトグラファー。日本全国を旅しながら写真撮影をしています。マニアックな場所や美味しいもの、鉄道、井戸ポンプ、ネコが好きです。トップページ | 旅の全記録 | フォトウォーク | 登山の全記録
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