渋谷のセンター街を歩いていて、ふと横道の方向に顔を向けてみると、
そこにはなんと八百屋さんがありました。
中を見てみると品揃えが豊富で、店員さんが3人もいて皆忙しそうに動いていました。
センター街のど真ん中にこのような個人商店が残っているなんて奇跡的で、驚きと同時にとてもうれしくなってきました。
それにしても、一体誰がここに野菜を買いにくるんだろう?
この周辺にある飲食店はだいたいチェーン店なので、一括して食材を仕入れているだろうし、近くに住んでいる人はほとんどいないだろうし、センター街に遊びに来た若者がお土産で買っていくわけないだろうし。
僕が見ていた数分間はお客さんらしき人は誰も来なかったしなあ。
謎です。
しかし、なぜ僕はこの八百屋さんの存在に今まで気がつかなかったのだろう。
何度もセンター街には足を運んでいるはずなのに、この一角だけ見落としていたなんて。
写真を見てもわかるようにこの通りはやたらと薄暗く、人通り自体ほとんどありません。
八百屋さんというのは普通の商店街などでは見慣れた光景なんだけど、このセンター街という場所で、しかも華やかな通りとは一線を画したような場所にあるおかげでまるで異空間に存在しているかのように見えました。
日常の風景のはずなのに、なぜか非日常な風景だったのです。
だからこそこれまで見落としてしまっていたのかもしれないな。
もしかしたらまだまだ渋谷にはこのような異空間が存在しているかもしれないので、もう少し周囲に注意を向けて歩いてみようと思います。
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この記事の筆者は徳富政樹(とくとみ)です。ブロガー、街歩き案内人、なんちゃってフォトグラファー。日本全国を旅しながら写真撮影をしています。マニアックな場所や美味しいもの、鉄道、井戸ポンプ、ネコが好きです。トップページ | 旅の全記録 | フォトウォーク | 登山の全記録
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