毎号毎号「北海度に行きたいなあ」という気分にさせてくれるのがエムジー・コーポレーションから発売される「鉄道で旅する北海道」です。
先日2009年夏号が発売されたのでさっそく購入してきました。
この夏号では旭川を起点とした道北の旅が特集されています。
宗谷本線、留萌本線、丸瀬布森林公園いこいの森のSL雨宮21号、深名線の廃線跡探訪の4つがメインで紹介されています。
宗谷本線は旭川と稚内を結ぶ路線で、稚内は日本最北端の鉄道駅です。
北へ北へと向かうこの路線はまさに日本の突端へと進んでいく路線と言えるでしょう。
しかし、夏の宗谷本線は緑豊かな大自然を堪能できる路線のようで、塩狩峠、たくさんの農場、知恵文のひまわり畑、車窓からの利尻富士などが紹介されています。
冬は雪の大地となる北海道も夏には草花や動物が生き生きと活動する季節で、自然の恵みがいっぱいあるこの宗谷本線沿いの地域は本当に魅力的です。
青い空と緑の草原の写真を見ているだけでも雄大な北海道の大地に自分がいるような気がしてしまう記事になっていました。
留萌本線は深川と増毛を結ぶ路線で、本線とは名がつくものの完全なローカル線になっています。
そんな路線を鉄子紹介する記事になっていました。
雨宮21号は森林鉄道を走っていた蒸気機関車で現在でも観光路線として活躍しているものです。
森と川に囲まれたこの路線の撮影地ガイドになっており、さらにこの周囲の観光地も紹介されていました。
大人も子供も楽しめる丸瀬布森林公園もなかなか魅力的っぽいです。
深名線の廃線跡探訪はマニア向けではありますが、今でも駅やホームが残っているところもありかなり探検しがいがある場所のようです。
ただ鉄道と徒歩で向かうのが困難な場所なので、「鉄道で旅する」という趣旨からちょっとはずれちゃうかも。
でも僕自身は廃線跡には大いに関心があるところなので、一度は訪れてみたい場所ですね。
巻末には7月から9月に北海道各地で開催されるイベントカレンダーも掲載されているので観光のヒントになりそうです。
7月26日の函館路面電車感謝祭、8月1日2日の遠軽町で行われる第27回まるせっぴ観光まつりなどが楽しそうです。
といった感じで、旭川を起点として夏の北海道旅行を計画している人にとってはなかなかいいガイドブックになると思います。
鉄道のことばかりでなく普通の観光案内も充実しているので、鉄道ファン以外の方でもそれなりに満足できると思います。
鉄道で旅する北海道の2009年夏号についての詳細はこちらからどうぞ。
→鉄道で旅する北海道 2009年夏号[雑誌]
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この記事の筆者は徳富政樹(とくとみ)です。ブロガー、街歩き案内人、なんちゃってフォトグラファー。日本全国を旅しながら写真撮影をしています。マニアックな場所や美味しいもの、鉄道、井戸ポンプ、ネコが好きです。トップページ | 旅の全記録 | フォトウォーク | 登山の全記録
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