酒井順子「女子と鉄道」

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鉄道旅行と言うと、3日3晩普通列車に乗り続けて日本の最果ての地に行ったり、スイッチバックやループ線を何度も行ったり来たりして堪能するというようなちょっと過酷な旅を連想してしまうのですが、そんなハードなものとはかけ離れたゆるーい鉄道本がこちら。

女子と鉄道 (光文社文庫)
酒井 順子
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著者は学生時代は表向きは鉄道趣味を持つような人を馬鹿にしていたけれども、実は鉄道好きであることをひた隠しにしてじっと耐え忍んできたのが、ようやくその鉄道魂を遺憾なく発揮できるようになったようです。
しかしそこには全く一生懸命さはなく、絶景が魅力のローカル線でも寝たくなったら我慢せずに寝てしまうという独自のスタイルを貫き、もちろん寝てしまったことを後悔もするのですが、それでもやっぱり鉄道旅はいいなと思うという本当にゆるーい鉄道に対するスタンスを持っています。
本書では米坂線、ゆいレール、鹿島鉄道、立山砂防工事専用軌道などなどわりとマニアックな路線に出向いているのですが、どこもゆるく楽しんでいるのがわかります。
旅の最中にはもちろん男性の濃い鉄道ファンを多数見かけるのは必然で、その人たちに対する観察も忘れていません。
女子の鉄道ファンと男子の鉄道ファンではその行動に大きな違いがあることを本書で主張しているのが何より楽しいです。
僕も鉄道に乗ったら隙があったら写真を撮るし、列車内を隅々まで観察するし、停車時間が長ければ改札の外にも出るし、始発電車に乗るようなハードな旅程も全く苦にならないのですが、それとは真逆とも言えるような旅を著者の酒井さんはしています。
いくら鉄道のためとは言え早起きはしたくない、できるならば誰かに計画を立ててもらいそこに何も考えずについていく、そして車内で寝る。
読んでいて何度もニヤリとさせられてしまいました。
最近では鉄道好きなアイドルも多数出てきてなんだか華やかではありますが、酒井さんのようなスタイルの鉄道好きな女子もとても面白いと思いました。
まさに女子による女子のための鉄道旅入門書だと思います。
まだ鉄道好きということをカミングアウトできていない女子の方には絶対的にお勧めですね。

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女子と鉄道

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この記事の筆者は徳富政樹(とくとみ)です。ブロガー、街歩き案内人、なんちゃってフォトグラファー。日本全国を旅しながら写真撮影をしています。マニアックな場所や美味しいもの、鉄道、井戸ポンプ、ネコが好きです。
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