朝日新聞出版より刊行されている「歴史でめぐる鉄道全路線」の第6号を購入しました。
歴史でめぐる鉄道全路線 国鉄・JR 2009年 8/16号 [雑誌]
特集は磐越西線、只見線、磐越東線です。
東京から新潟へと向かう路線と言えば、高崎線から上越線を思い浮かべますが、かつては群馬県と新潟県の間にある険しい山々が障害となり鉄道が開通していない時期がありました。
その当時は長野周りの信越本線が新潟へのメインルートとなっていたのですが、横川ー軽井沢間の急勾配のために輸送力のネックとなっていたようです。
その代替ルートとなったのが、実は磐越西線だったというのが本書で記載されていました。
東北本線で郡山へと出て、そこから磐越西線に入れば確かに急勾配を回避できるし、実は距離的にも最短ルートだったという新しい知識を仕入れることができたのが有意義だった点です。
もちろん上越線の全通によりメインルートはそちらになり、磐越西線経由で新潟へ行くというルートは廃れていくことになります。
2番目の特集となっている只見線は言わずと知れた絶景路線です。
冬場は雪に閉ざされ、夏場は緑深き山の中を走るという只見線は青春18きっぷ利用者に大人気なので、春夏冬の18きっぷシーズンはかなりの混雑になることもあるので、その季節に只見線に乗りに行こうと考えている方は注意が必要でしょう。
磐越東線は僕にとってまだなじみがない路線なのですが、常磐炭田やコンクリート輸送などの貨物路線で栄えて路線のようで、未だその名残が残っているようなので、ぜひとも一度は乗ってみたい線区です。
これら3路線以外にも廃止となった日中線、川俣線、白棚線についても触れられており、SL時代の貴重な写真も載っているので必見です。
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この記事の筆者は徳富政樹(とくとみ)です。ブロガー、街歩き案内人、なんちゃってフォトグラファー。日本全国を旅しながら写真撮影をしています。マニアックな場所や美味しいもの、鉄道、井戸ポンプ、ネコが好きです。トップページ | 旅の全記録 | フォトウォーク | 登山の全記録
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