路地裏を歩いて三十三間堂へ 春の京都紀行 その2

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3月4日。

10年以上ぶりに京都へとやってきました。
これから3日間たっぷりと京都を楽しむのですが、ひとつルールを決めました。
それは、移動手段としてバスとタクシーは使わないで、使っていいのは鉄道のみ。
後は自分の力でひたすら歩くということです。
京都の有名所は鉄道の駅から離れているところもありますが、そういう場所は歩いていきます。
バスやタクシーを使えば時間の短縮になるのでしょうが、それ以上に歩くことによって発見できるものを重視しようと思ったのです。
東京にいてもついつい路地裏を歩いてしまう僕なので、京都でもきっと面白いものが路地裏にあるでしょう。
観光地でなくとも、僕にとって価値あるものが歩くことで見つけられると思います。

まずは京都駅から三十三間堂へと向かうことにしました。
京都駅前にそびえる京都タワーを見上げてからスタートです。

これまでに2回京都に来ていますが、一度もここに上ったことはありません。
どうやら今回も見るだけで終わりそうです。

てくてくと歩いていると木造の風情ある旅館を発見。

その屋根の向こうに先程見た京都タワーがそびえていました。
一度こんな旅館にも泊まってみたいものですが、まだチャンスがきていません。
鴨川に架かる橋を渡る時、遠くに雪が残る山々が見えました。

3月上旬の京都はまだ冬を感じさせる景色が残っています。
ちなみに、京都駅にいたときにはわずかに雪が舞っていました。
春の景色はまだ見ることができない時期なのでしょうかね。

さらに三十三間堂へと歩を進めましょう。
おまんじゅう屋さんの誘惑を振り切ることはできましたが、

路地の誘惑には勝てません。

この先は行き止まりでした。
でも、先に進めなくてもそういう時には戻ってくればいいのです。
路地の先には猫の楽園があったり、井戸ポンプがあったりすることもありますが、行き止まりとなることもあるので、その行けないということを楽しむ余裕が町歩きには必要なのだと思います。

そんな遠回りをしながらようやく三十三間堂に到着。

過去2回の京都来訪時に果たしてここを訪れていたのか全く記憶にないので、新鮮な気持ちで中に入りました。
堂内は撮影禁止なので、堂外から。

こんな長いお堂の中にずらりと並ぶ観音様。
しーんという音が聞こえそうな怜悧な空気の中、京都へ来たんだという気持ちが強まってきます。
廊下へ座ってお茶を飲みながら一体一体のお顔を眺めていたくなりましたが、もちろんそんなことはできないので、素直に拝観を終えました。

三十三間堂の庭を歩いていると井戸発見。

今でもポンプで井戸水を汲み上げて手水として使用していました。

こちらの井戸は夜泣腺という名で1165年に発見されたそうです。
京都でも僕の大好きな井戸がたくさんありそうなことを予感される、いきなりの井戸発見でした。

三十三間堂の次は東山へ移動して知恩院を目指します。
その話はまた次回。

春の京都紀行まとめ
京都駅からこの旅が始まる 春の京都紀行 その1
路地裏を歩いて三十三間堂へ 春の京都紀行 その2←今ここ
緑のトンネルを抜けて花園天皇十楽院上陵へ 春の京都紀行 その3
徳川家ゆかりの知恩院に参拝する 春の京都紀行 その4
人力車と木造家屋がよく似合うねねの道 春の京都紀行 その5
京都の町に雪が舞う 春の京都紀行 その6
桜咲く前の清水寺を参拝する 春の京都紀行 その7
大正ロマン溢れるCafe五龍閣でコーヒーを飲む 春の京都紀行 その8
雪舞う祇園を散歩する 春の京都紀行 その9
叡山電鉄で雪が残る鞍馬駅へ 春の京都紀行 その10
雪の鞍馬寺と叡山電鉄きらら 春の京都紀行 その11
六角堂の釣瓶井戸 春の京都紀行 その12
嵐電1日フリーきっぷで嵐電をたっぷり楽しもう! 春の京都紀行 その13
嵐電天神川駅前でツイン井戸ポンプと出会う! 春の京都紀行 その14
路面区間の嵐電を撮影する 春の京都紀行 その15
広隆寺山門から嵐電を撮影する 春の京都紀行 その16
嵐山駅構内の足湯に入る 春の京都紀行 その17
嵐山で渡月橋を渡る 春の京都紀行 その18
梅薫る嵐山を散策する 春の京都紀行 その19
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保津川沿いの絶景路線、嵯峨野トロッコ列車に乗車する 春の京都紀行 その21
嵐山のSLと嵐電の北野白梅町 春の京都紀行 その22
夜の祇園と八坂神社 春の京都紀行 その23
京都御所と京都路地裏散歩 春の京都紀行 その24
京都七不思議のひとつ、南から北へと流れる水路 春の京都紀行 その25
銀閣寺で悠久の時の流れを感じる 春の京都紀行 その26
哲学の道で出会ったネコたち 春の京都紀行 その27
「絶景かな」と言いたくなる南禅寺三門からの景色 春の京都紀行 その28
明治の職人魂を実感する南禅寺の水路閣を見学する 春の京都紀行 その29
琵琶湖疎水のインクラインを下から上まで歩いてみた 春の京都紀行 その30

写真はNikon D90Nikon AF-S DX NIKKOR 18-105mm F3.5-5.6G ED VR AFSDX18105GEDVRで撮影しました。

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この記事の筆者は徳富政樹(とくとみ)です。ブロガー、街歩き案内人、なんちゃってフォトグラファー。日本全国を旅しながら写真撮影をしています。マニアックな場所や美味しいもの、鉄道、井戸ポンプ、ネコが好きです。
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