先日生まれたばかりの子供を連れて東京から長野県に行ってきました。往路は新宿から上諏訪まで中央本線の特急スーパーあずさ、復路は上諏訪から新宿まで特急あずさに乗車しました。今回は赤ちゃんを連れて中央本線の特急列車に乗車する際の注意点などを紹介していきます。
特急スーパーあずさのおむつ交換場所
まずは往路で乗車した特急スーパーあずさ(E351系)から見ていきましょう。おむつ交換ができる場所は車内に2箇所あります。2号車と6号車にあるトイレです。車両案内にも子供マークが出ていますね。
実際にトイレに行って確認してきました。入り口にはこのようなおむつ交換をしている人のマークがついています。
中に入ってみるとこのようなおむつ交換台がありました。
台の下部にはおむつ用のゴミ箱もあります。気になったのは床が汚かったことですかね。揺れる車内ということもあるのである程度は仕方がないことではありますが、子供を連れて入るにはためらいがありました(乗車する車両によって清潔度の違いはあります)。今回は約2時間の乗車中におむつ交換をする機会がなかったので実際にここを利用することはありませんでした。
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特急スーパーあずさの授乳場所
今回は窓際に妻と子供、廊下側に僕という座り方でした。
なので、授乳ケープを使って座席で授乳をしました。
もしも子供と2人で乗車していて座席で授乳させにくいという時には10号車にある多目的室を利用することができます。
この部屋は普段鍵がかかっているので、車掌さんに使用目的を告げれば開けてもらえます。車掌室は9号車にあります。
特急スーパーあずさで指定席を取るならどこかベストか
これはなかなか難しい問題ですね。まずは座席は車両の一番後ろがいいかと思いました。
座席で授乳する際には後ろからの視線を気にしないで済みますし、子供がぐずったらすぐにデッキに退避することができます。座席と背面の壁の間に大きな荷物も置くことができますしね。
ただし、これには注意が必要です。車掌さんに確認したところ、座席後ろのこの空間は共用部分であって、一番うしろの座席の人だけが使っていい場所ではないとのことです。もし他の乗客がここに大きな荷物を置いていたらそれを動かすことはできません。早い者勝ちで誰もが使用できるということですね。従って、この空間に荷物を置くことを見越して一番うしろの席を予約していたとしても、誰かが先に使っていたら諦めるしかありません。
荷物を置く場所を確実に確保したいのであれば足元のスペースが広くなる一番の前の席でしょうかね。ただ、ドアがすぐ横にあることになりますのでドアの開閉がとても気になります。後ろと前のどちらがいいかはなかなか結論が難しいです。
何号車に乗ればいいかという問題についてです。今回僕たちは8号車に乗りました。おむつ交換台があるトイレは6号車、授乳ができる多目的室が10号車ということからその中間を選択したわけです。たまたま両者とも使用せずに済みましたが、どちらを優先するかは個人の好みの問題になるでしょうね。
特急スーパーあずさの車内は暑い!
今回は12月に乗車したわけですが、車内はとても暑かったです。
冬の外は寒いので子供に厚着させてしまいますが、車内で同じ格好だと汗をかいちゃいます。なので、簡単に脱ぎ着できる服装を子供にさせるべきでしょうね。大人でも暑いくらいですから。
特急あずさ・かいじのおむつ交換場所
次は復路で乗車した特急あずさ、かいじで使われているE257系の車両について見ていきましょう。
7号車に車いす対応洋式トイレがあります。こちらが入り口です。
入り口にはおむつ交換のサインは何もありませんが、中に入ってみると壁面に引き出し式のおむつ交換台があります。
スーパーあずさのおむつ交換台があるトイレは狭くてきれいではなかったけど、こちらは広くてとてもきれいでした。これなら利用しようと思いますね。
特急あずさ・かいじの授乳場所
次は授乳場所についてです。スーパーあずさに乗ったときと同じように車両の一番うしろの席を確保していました。
窓際の席でケープを使えば他者の目を気にしなくて済みます。でもやっぱり誰もいない個室で授乳したいというならば、おむつ交換台のあるトイレがある7号車に多目的室があります。
車掌さんに使用目的を告げれば鍵を開けて中を使わせてもらえます。車掌室は8号車にありますよ。
特急あずさ・かいじで指定席を取るならどこかベストか
おむつ交換台があるトイレと授乳ができる多目的室は7号車にあります。7号車または8号車がベストでしょうかね。ただ、7号車は車いす対応トイレと多目的室がある関係で座席数が他の車両に比べて少なくなっています。また、8号車は車両の半分がグリーン車でもう半分が指定席です。こちらも指定席の数は少ないですね。どちらがベストかの結論をはっきり出すのは難しいですね。僕たちは6号車の進行方向一番後ろの席を予約しました。ただ、あずさの場合は6号車は指定席ですが、かいじの場合は自由席になります。
特急あずさの車内は適温だった
スーパーあずさの車内は暑かったけど、あずさは適温でした。
まとめ
子連れ、特に乳幼児を連れての旅行・移動はとても大変です。おむつ交換台や授乳できる場所の確認はぜひしておきたいと思いますので、この記事が参考になればいいと思います。ただ、室温については列車ごとに違いがあるかもしれないので、いずれにしても暑かったらすぐに脱がせられるように、寒かったらすぐにもう1枚着させられるように準備はしておくべきでしょうね。子連れでもぜひ楽しい旅行をしてください。
新型車両 E353系について
2017年12月23日から特急スーパーあずさに新しい車両が導入されます。
それがE353系です。まだ実物を見ていないので何とも言えませんが、資料を見る限り2号車と9号車におむつ交換台がある車いす対応トイレと多目的室がありそうです。後日実際に乗車したら追加レポートをいたします。
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この記事の筆者は徳富政樹(とくとみ)です。ブロガー、街歩き案内人、なんちゃってフォトグラファー。日本全国を旅しながら写真撮影をしています。マニアックな場所や美味しいもの、鉄道、井戸ポンプ、ネコが好きです。トップページ | 旅の全記録 | フォトウォーク | 登山の全記録
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