新宿から中央本線の特急列車、スーパあずさの新型車両であるE353系に乗車してきました。今回は車内の様子を中心に紹介していこうと思います。6ヶ月になる子供と一緒だったので、授乳する場所やおむつ交換場所についても詳しくお話します。
新型スーパーあずさ E353系の外観
まずは外観から見てみましょう。
サイドは白ですが、正面は黒がメインになっています。結構締まった顔つきをしていますよね。E353の形式もわかりやすく描かれています。かなりかっこいいです。
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各座席にコンセントがあり、空調調整も可能な快適な座席
それでは車内を見てみましょう。まずは普通座席から。
自由席、指定席がこのタイプの座席になります。足元は割と広く感じました。ちなみにこの車両は10号車で、一番手前が車椅子対応のスペースになっています。
座席はこんな感じですね。
ヘッドレストのカバーにはE353の文字も見えます。
このヘッドレストは上下させて調整ができるので背の高い人でも低い人でも対応可能です。
各座席の上で空調調節が可能です。
暑い、寒いということがあったら、ここで風向きを変えたり、吹出口を閉じたりできます。個別調整できるのは嬉しいですね。車内はかなり暑いので服装調節と合わせてこちらを利用したいです。
今回6ヶ月の子供は脱ぎ着しやす服装にして、最終的にはロンパース一枚で車内で過ごしました。
もうひとつ嬉しいのは各座席にコンセントが設置されたことです。
移動中にスマホなどを充電できるのはありがたいです。しかも各座席にひとつありますので、隣の座席の人に気を使う必要もありません。僕も使わせてもらいましたよ。
なお、グリーン車はこちらになります。
スーツケースやスキー板を置ける荷物置き場
1、3、5、7、9、10、12号車には荷物置き場があります。
大きなスーツケースやスキー板などがこちらに収納可能です。普通車の場合は客室内にありますが、グリーン車(9号車)はデッキ部分にあります。
車内販売もあり
車内販売ももちろんあります。美味しそうなスイーツやコーヒー、あずさグッズなども売っていますね。
駅弁やお菓子、ドリンクも売っているので、スーパーあずさに乗り込む前に食料などの調達ができなかった方はぜひ利用してください。僕は桔梗信玄餅アイスを購入してみました。
信玄餅なのにアイスです。ちゃんとお餅も入っていて、意外に本格的ですよ。
おむつ交換台とベビーチェアがある個室トイレ
次は小さな子供と一緒に乗車する際に最も気を使わなくてはいけないポイントです。今回は6ヶ月の子連れだったので、おむつ交換をしなくてはいけません。列車内でおむつ交換をするとなると、それなりの場所でやらなくてはいけません。しかし、この新型スーパーあずさの場合は、個室トイレの全てにおむつ交換台とベビーチェアがついていたのです。個室トイレがあるのは1、4、6、8、11号車です。扉にはこのような絵が出ているのでわかりやすいですよ。
べビーチェアーはこのようなかたちのものです。
また、便器の上に引き出し式のおむつ交換台があります。
引き出すとこうなります。
落下防止ベルトもついています。ただ、この台を引き出すと個室内のスペースがかなり狭くなります。
さらに2、9号車には車椅子対応のトイレもあります。
内部はこちら。
ここにもベビーチェアーとおむつ交換台があります。おむつ交換台は便器の上部にあり、引き出すとこのようになります。
先程紹介した個室トイレに比べて、こちらは広々としていますので、余裕をもっておむつ交換ができると思いました。
まとめると、ベビーチェアー及びおむつ交換台があるトイレは1、2、4、6、8、9、11号車です。最大12両編成なのでどの車両に乗ってもおむつ交換ができるトイレはそんなに遠くなることはないでしょう。ただ、2、9号車の車いす対応トイレはとても広いので、個人的にはこの近くの車両を確保できるといいかもと思いました。
授乳室にもなる多目的室
おむつ交換と並んで重要なのは授乳です。座席で授乳ケープを使ってもいいけど、車内は暑いので子供はさらに暑く感じてしまうことでしょう。そんな時に利用できるのが多目的室です。具合が悪くなった方などが使用できる部屋ですが、授乳でもOKです。普段は鍵がかかっていているので、車掌さんに「授乳したいので多目的室を使わせてください」と言えば快く鍵を開けてくれます。
2号車と9号車にこの多目的室があります。扉を開けると椅子がありました。
この椅子を使って授乳をすればいいわけですね。鍵は中からもかけられるようになっているので安心ですよ。椅子の反対側には折りたたみ式の座席もあります。
最初にあった椅子の背もたれを前方に倒すとベッドになりました。
このベッドで急病人なども休むことができるわけですね。病気じゃなくても授乳でも利用できますので気兼ねなく車掌さんに申し出てみてください。
まとめ
今回スーパーあずさの新型車両E353系に乗車してみたら、子連れでも安心して利用できる列車だということが実感できました。おむつ交換場所も授乳場所もありますので、乳児と一緒でもストレスなしでした。座席にコンセントもあるので乗車中にスマホの充電もできちゃいます。新幹線じゃなくても特急列車で快適な旅ができるようになったのはとてもうれしく思います。ぜひ赤ちゃんと一緒の旅でも臆することなくチャレンジしてみてください。
※2018年3月17日のダイヤ改正でスーパーあずさは全てこのE353系となりました。
※この記事は「鉄道魂」に寄稿しています。
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この記事の筆者は徳富政樹(とくとみ)です。ブロガー、街歩き案内人、なんちゃってフォトグラファー。日本全国を旅しながら写真撮影をしています。マニアックな場所や美味しいもの、鉄道、井戸ポンプ、ネコが好きです。トップページ | 旅の全記録 | フォトウォーク | 登山の全記録
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