東京メトロでは車掌が車内放送などにおいてiPadを用いることで乗客対応の品質向上を図るそうです。
2015年から改札口や駅事務室でiPadを利用した対応を行っていましたが、2018年3月17日(土)から千代田線の車掌に配布し、2018年度中に全線での導入を目指すそうです。導入の目的は以下のものです。
列車に乗務する車掌がiPadを携行することにより、お客様へのご案内内容の向上、訪日外国人へのご案内強化、各種マニュアル等の電子化を図ります。
iPadを導入することで詳細な情報伝達が可能になりそうです。これからさらに増えるであろう外国人観光客に対する対応も、iPadがあれば英語等の外国語が苦手な人でもある程度の水準を保つことができそうです。
iPadに搭載される機能は以下の3つです。
(1)リアルタイムな運行情報の把握
東京メトロアプリ、関係鉄道各社のアプリ、運行情報メール等を活用し、列車の在線情報やリアルタイムな運 行情報をいち早く把握します。
※関係鉄道各社のアプリは、東京メトロアプリ、JR東日本アプリ、小田急アプリ、東急線アプリ、京王アプリを設定しています。(2)訪日外国人への案内強化
輸送障害時に音声翻訳アプリ「Voice Tra」を活用した多言語への対応を行います。
※「Voice Tra」は、国立研究開発法人、情報通信研究機構(NICT)が開発した旅行会話用の多言語音声翻訳アプリです。英語のほか、中国語、韓国語など27言語に対応しています。(3)点検マニュアル等の電子化
現在紙で携行している点検マニュアル等を電子化し閲覧することで、紙の使用量の削減を行います。
これから東京メトロの車掌さんがiPadを駆使して颯爽と業務する姿が見られそうです。電子機器の操作が苦手な方は導入開始までにしっかり練習をして欲しいと思います。
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この記事の筆者は徳富政樹(とくとみ)です。ブロガー、街歩き案内人、なんちゃってフォトグラファー。日本全国を旅しながら写真撮影をしています。マニアックな場所や美味しいもの、鉄道、井戸ポンプ、ネコが好きです。トップページ | 旅の全記録 | フォトウォーク | 登山の全記録
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