バンコクのBTSアソーク駅、MRTスクムウィット駅周辺は高層ビルやショッピングモールがある近代的な街です。実はそんな中にポツリとタイの伝統的な家屋が展示されている博物館があるのですよ。そこがカムティエンハウス博物館(The Kamthieng House Museum)です。
カムティエンハウス博物館への行き方
今回訪問したカムティエンハウス博物館はBTSアソーク駅、MRTスクムウィット駅から徒歩ですぐのところにあります。地図で確認してみましょう。
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駅を出てアソーク通りをちょっと北上します。この車が激しく行き交う大通り沿いに突如として緑がいっぱいある施設があります。
ここがTHE SIAM SOCIETYです。敷地内に入ると立派な建物があります。
この建物の左手にちょっと地味めな門があります。
ここがカムティエンハウス博物館の入り口です。この奥に目的となるカムティエンハウス博物館があります。
料金は100バーツ
受付は上に掲載した写真の右手の建造物の1階にあります。カウンターがありますので、そこにいる人に声をかけてみてください。入場料は大人100バーツです。
ちなみに、学生は50バーツ、子供は20バーツだそうです。
高床式木造家屋の1階部分
それでは博物館を見学していきましょう。受付がある高床式木造家屋の1階部分から見ていきます。まず目につくのはこちらの写真の女性です。
この方がカムティエン夫人です。この家に住んでいた方ですね。この建物は元々は1848年にチェンマイに建てられ、その後1966年にバンコクに移設されたそうです。約170年近い歴史がある建物です。1階部分には当時使われていた道具類が所狭しと並べられています。
日本語での説明はないけれども、なんとなく用途はわかるものですね。
こちらは祭壇ですかね。
高床式木造家屋の2階部分
次に2階部分の見学をします。階段を上るところで靴を脱ぐことになっています。広々としたテラスがあり、さらにその向こうに居住エリアがあります。
内部は壁などの仕切りがない広い部屋になっていました。
ここには生活用品が展示されていました。
よく見るとかなり凝ったデザインの布などもあります。
このタトゥーもすごいですよね。
装飾品はごついけれども繊細なデザインです。
こちらのコーナーは女性のものが展示されています。
これはベッドですかね。
大きな枕と小さな枕があるので夫婦のベッドでしょうが、かなり狭いですね。
高床式の穀倉
先程のテラスから別棟になっている高床式の穀倉に入ることができます。
ここに展示されている農耕具はかなり大きなものでした。
床下部分にもこの巨大な道具が置かれています。
再び穀倉内に戻ります。これは農耕の神様ですかね。
建物内には祭壇があちこちにあったりして、タイの方々の信仰心の篤さが感じられました。
まとめ
近代的な街に変化しつつあるバンコクの中で一服の清涼剤のような場所がこのカムティエンハウス博物館でした。都会の中の約170年前の建物に入るとタイムスリップしたかのような感覚になります。派手なイメージのお寺巡りの後に、ここでホッと一息つくのもいいと思いますよ。ただし、敷地内は蚊がたくさんいるのでご注意を。僕は何箇所も刺されました(笑)
カムティエンハウス博物館
131 Soi Asoke Sukhumvit 21 Rd. Bangkok 10110
+66 2 661 6470
9:00-17:00
定休日 日・月
→カムティエン夫人の家 | 【公式】タイ国政府観光庁
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この記事の筆者は徳富政樹(とくとみ)です。ブロガー、街歩き案内人、なんちゃってフォトグラファー。日本全国を旅しながら写真撮影をしています。マニアックな場所や美味しいもの、鉄道、井戸ポンプ、ネコが好きです。トップページ | 旅の全記録 | フォトウォーク | 登山の全記録
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