「鉄子の旅」はまだ終わらない! 「鉄子の旅プラス」発売!!

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漫画家の菊池直恵さんがトラベルライターの横見浩彦さんにローカル線や古い駅舎に連れ回され日本全国を旅する実録漫画「鉄子の旅」。
本編は第6巻で終了していたのですが、その後日談として月刊IKKI誌上で連載されていたものが「鉄子の旅 プラス」という単行本として発売されました。

鉄子の旅」本編では久留里線全駅乗下車の旅、1都6県130円大回り乗車の旅などの首都圏の旅から、北海道、四国、九州といった地方へも足を伸ばしています。
しかも基本は鈍行列車の旅。
遠くに行く時は新幹線を利用するけれども現地に着けば鈍行列車で様々な駅で途中下車して横見さん好みの古い木造駅舎を眺めるのです。
しかもものすごいハイテンションでそこを紹介するものだから、鉄道に全く興味のない漫画家の菊池さんはそりゃもう大変な思いをしていたようです。
この2人の温度差と頼りない(?)編集者のカミムラさんのやりとりがかなり面白く、のめり込んで読んだ作品でした。

そんな鉄子の旅ですが、連載終了後もテレビアニメ化されたり、ローカル線のイベントのプロデュースをしたり、鉄道に関するテレビドラマが始まったりと、あちこちでいわゆる「テツ」なものが増え始めてきて、その経緯が今回の「鉄子の旅プラス」にまとめられているのです。
しかも新たな旅についての漫画が4篇とアニメ化に関する漫画も1篇収録されています。
ショートコミック、実録漫画、文章ととにかく読み応えがたっぷりある1冊に仕上がっていました。

ちなみに4篇の旅は以下のものです。

・相互乗り入れ企画!?酒井順子さんと水のある風景を求めて
・押しかけ同行取材!テツドラマ誕生の地へ
・アニメ化記念スペシャル!みなでワイワイ、サンライズで出雲へGO!
・銚子電鉄応援企画!ここではやっぱり全駅乗下車

この中でも僕が印象に残っているのは上から2番目のものです。
テツドラマとは「特急田中3号」のことで(僕はこのドラマ自体見ていません)、そこで餘部鉄橋が出てきたそうです。
その餘部鉄橋を撮影する時に鉄子一行が同行したのをレポートしてのがこの回になります。
餘部鉄橋は明治45年(1912年)に兵庫県の日本海側、美方郡香美町香住区余部に完成した橋で、鉄道写真のメッカとなっている場所です。
きっとその姿は一度は見たことがあることと思います(余部橋りょう – Wikipediaをご覧下さい)。
この橋は現在架け替え工事中で、今はもうかなり風景が変わってきてしまっているようです。
僕も一度は行ってみたいと思っていたけど、結局行けずに終わってしまったので、こういうレポートを読むのはうらやましくもある一方、悔しい思いも出てきます。
この橋に対しては人々の悲喜こもごもの記憶があり、それを新しい橋へも継承していかなくてはいけないものなのだと思います。
結局僕は自分の目で見ることはないのだろうけど、写真や映像、そして今回の鉄子などで得た知識はきっと持ち続けることでしょう。

というわけで、「鉄子の旅」はまだ終わっていませんでした。
そしてこの「鉄子の旅プラス」の最終ページではまた新たな動きがありそうな雰囲気が書かれています。
ひょっとしたらまた新たな旅が始まったりするのでしょうかね。
ちょっとだけ期待して待ちたいと思います。

鉄道の旅のバイブル「鉄子の旅」はかなりお勧めの作品です!

鉄子の旅 プラス (IKKI COMIX)
菊池 直恵
4091884504

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この記事の筆者は徳富政樹(とくとみ)です。ブロガー、街歩き案内人、なんちゃってフォトグラファー。日本全国を旅しながら写真撮影をしています。マニアックな場所や美味しいもの、鉄道、井戸ポンプ、ネコが好きです。
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