集英社から発売されている「週刊鉄道絶景の旅」の第8号を購入しました。
特集は飯田線です。
飯田線は愛知県の豊橋駅と長野県の辰野駅を天竜川に沿って結ぶ長大ローカル線で、しかも195.7kmという路線長に94駅もあるという特異な路線です。
実はこの飯田線は元々4つの私鉄がそれぞれ独自に開通させた路線を国有化したものだったので、それで駅数がやたらと多いのです。
さてさて、今号でも美しい写真のオンパレードで、特に緑豊かな季節に撮影したものが目立ちました。
山深い場所を走る路線なので圧倒的な緑が両側に迫ってきている姿がとても似合います。
また天竜川にほぼ沿って線路があるので川の表情の変化というのも車窓を見るポイントのひとつになるでしょう。
そして長野県内では南アルプスや中央アルプスの山々の姿を見ることができ、雪の季節は山頂付近の冠雪も楽しむことができます。
そういう写真が多数掲載されているので、まだ乗ったことのないこの飯田線にこの夏訪れてみたくなってしまいました。
青春18きっぷを使って行ってみようかな。
その他の記事だと清水港にあるテルファーという設備が圧巻でした。
テルファーとは港にある木材積み込み用の荷役クレーンで、船から貨車、貨車から船へと積荷を移動させるための大型クレーンです。
もちろん僕も知らなかったのですが、まだそのままの形で残されていることが紹介されていました。
かつての貨物全盛時代にはこういう設備が各港にあって大賑わいだったのだろうなということがよくわかります。
清水に行ったらぜひ訪れてみたい場所です。
今号の楽天ブックスでの紹介ページはこちらからどうぞ。
→週刊 鉄道絶景の旅 2009年 8/6号 [雑誌]
次号の第9号の特集は釧網本線と花咲線(根室本線)で、7月30日発売です。