夏の終わりの青森への旅。
今回は4日目の午後になります。
いつものようにNikonのD40xで撮影した写真を使ってお話していきます。
弘南鉄道弘南線の終点、黒石駅に降り立ちました。
黒石にはこみせ通りと呼ばれる場所があります。
ここにはこのような古い建物がいっぱいあるのですよ。
こういう古い建物や古い空間が大好きなので見ているだけで楽しめます。
ちなみに「こみせ」とは今で言うアーケードのようなものです。
ただ商店街の全ての軒先に長いものを共同で作っているのではなく、ひとつのお店の軒先にそのお店が独自に作っているのです。
このアーケードがあれば雪が降っていても濡れずに歩けるという雪国の人々の知恵なのでしょう。
昔からの建物だけでなく、最近できたお店にも似たようなものがあったので、これは伝統として現代にも受け継がれているもののようです。
さて、たくさんある「こみせ」の中でひとつとても心惹かれる場所がありました。
鳴海醸造店です。
1806年から続く酒蔵です。
このお店の中を見学させてもらいました。
この酒樽は昭和六年というラベルがついていました。
その他古い道具を今でも大切に使っているようです。
こういう古い家での生活に憧れはありますが、ここの女将さんに話を聞くとかなりの大変さが伺えました。
毎年雪の季節になると古い建物なのでその重みに耐え切ることができない部分があるようです。
そのために毎年どこかしら補修をしたり、補強を入れているそうです。
やっぱり観光でちょっと訪れた人間の想像を遥かに超える苦労があるのですね。
勉強になりました。
鳴海醸造店のお酒は通信販売でも手に入るので、興味のある方がぜひぜひどうぞ。
こみせ通り見学の後は黒石からバスで少し行った所にある温湯温泉の共同浴場に行ってきました。
入浴料は180円!
こんなに安いのに、こんなにきれいな施設なんですよ。
町の人々が気軽に入れる共同浴場なんですね。
1時間程のんびりしてきました。
温湯温泉の町にも古い建物がいっぱいあります。
このお店の看板を拡大してみると・・・
所謂ホーロー看板ってやつです。
おそらく外に何十年も設置されているのでしょう。
もう錆付いてしまい状態が悪いですが、今でも現役で活躍していました。
ここでホーロー看板が見られるとは思っていなかったので、かなりうれしかったです。
この日の夜は弘前在住の友人と合流。
車で岩木山が見えるところに連れて行ってもらった後、イタリアレストランのキアッソへ。
コース料理をご馳走になってきました。
味も雰囲気もなかなかのお店なので弘前在住の方はぜひ訪れてみてください。
もちろん観光で弘前に行く方にもお勧めですよ。
さて、5日目は弘前市内の散策をすることにしました。
それはまた次回。
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この記事の筆者は徳富政樹(とくとみ)です。ブロガー、街歩き案内人、なんちゃってフォトグラファー。日本全国を旅しながら写真撮影をしています。マニアックな場所や美味しいもの、鉄道、井戸ポンプ、ネコが好きです。トップページ | 旅の全記録 | フォトウォーク | 登山の全記録
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