佐藤尚之さんの「明日の広告 進化した消費者とコミュニケーションする方法」を読みました。
広告に関する本をちゃんと読んだのは初めてだったのですが、とてもわかりやすく説明されているので一気に読めてしまいました。
まず感心したのは広告をラブレターに例えたことです。
ラブレターを渡すには内容、そして渡すタイミングをしっかり考えなくてはいけませんよね。
そこを様々な例を示して解説してくれているのです。
さらに時代によって同じラブレターでも読んでくれる時と読んでくれない時があり、その変化にしっかりと対応できていないと結局両思いにはなれないなんていう粋な書き方もしていました。
そして広告は相手あってのものなので、作り手、送り手の考え方だけではダメで、消費者の立場になってどこでどんな広告に接したいかを考えなくてはいけないと論じられています。
よくあるようにクリエイティブなことをやればいいのだというのではいけないのです。
これは広告だけに限らず様々な職業に対して言えることでしょう。
特に僕みたいい人前で話をするのが仕事の人間にとって色々置き換えながら考えさせられました。
広告について全くの初心者である僕でも興味津々で読むことができた「明日の広告 進化した消費者とコミュニケーションする方法」はかなりお勧めの1冊です。
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明日の広告 変化した消費者とコミュニケーションする方法 (アスキー新書 045) (アスキー新書 45) 佐藤 尚之 by G-Tools |