丸井戸跡がある日暮里駅前の本行寺(月見寺)

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日暮里駅の西口は谷中の墓地や谷中銀座への出口となるところです。
その西口を出るとすぐ右側にあるのが本行寺、別名月見寺です。

日暮里は上野の山の崖際にあり、かつては崖下には田園地帯が広がり、月が上ったときにはこの日暮里の崖上にある本行寺から見る月がみごとだったようで、たくさんの月見客が訪れたとのことです。
そこで月見寺という別名が付き人々に親しまれたのでしょう。
門をくぐって中にはいると小林一茶の句碑があります。

「陽炎や道灌どのの物見塚」
その正面には種田山頭火の句碑もあります。
「ほつと月がある東京に来てゐる」
一茶も山頭火もこの地からの風景を眺めたのでしょうか。
その先には本堂があり、質素ながらもしっかりと手入れがされているようでした。

この本堂の左手と裏手にお墓が広がっているのですが、そこにかつての井戸跡らしきものがありました。

丸井戸の上部についている文様も2種類あり、職人さんのこだわりが見てとれます。
そして後から付けられた蓋は四角い石をただのせただけになっており、とりあえずの応急処置的なものがそのままになってしまったのでしょうか。
このギャップに時代を感じてしまいました。

日暮里駅からすぐのところにあるのがこの本行寺なので、井戸跡を眺めてかつての月見の名所だったこの地から谷中散策を始めてみてはいかがでしょうか。


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写真はNikon D40xで撮影したものです。

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この記事の筆者は徳富政樹(とくとみ)です。ブロガー、街歩き案内人、なんちゃってフォトグラファー。日本全国を旅しながら写真撮影をしています。マニアックな場所や美味しいもの、鉄道、井戸ポンプ、ネコが好きです。
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