美しすぎる木造校舎の旧花輪小学校を撮影する わたらせ渓谷鐵道撮影紀行 その2

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5月23日。
わたらせ渓谷鐵道の撮影に行ってきました。
8:47に花輪駅に到着したので、まずは駅の撮影です。

駅前には花がたくさん植えられていました。
駅舎は花輪ふれあいセンターという地域の施設も併設されており、新しく立派なものでした。
駅舎横には水車がある池もあり、その前には「花輪宿」と書かれた灯篭もあります。

この花輪は足尾銅山へと続く鋼街道の宿場町だったようです。
そのため、駅前には立派な木造家屋が連なり今でも宿場町の雰囲気が残っていました。
花輪駅周辺で一番の見所と言えば、こちらの旧花輪小学校です。

花輪小学校は明治6年に開校し、現在の校舎が建築されたのが明治後期から昭和初期の間だそうですが、詳しいことはわかりませでした。
平成13年に廃校となり、平成15年に旧花輪小学校記念館として生まれ変わり、一般公開されるようになったとのことです。
見学時間は10:00~16:00なので、僕が訪れた時間は残念ながら時間外。
建物の外から眺めるだけにしました。

窓はアルミサッシが入っているものの、下見板張りの立派な木造校舎です。
木材の茶色と窓枠などの白が美しいコントラストになっていると思います。
校舎の入口は実にみごとで、威厳と風格に満ち溢れていました。

この水飲み場ではいったい何人の子供たちが手を洗ったり水を飲んだりしたことでしょうか。

1階の教室は窓の外から中を見ることができました。

見た瞬間思わずため息が漏れてしまいました。
美しい。
あまりにも美しい。
こんな教室で授業を受けてみたかったなあ。

校舎の外にはもちろん二宮金次郎像もあります。

また鳥のエサ台らしきものもありました。

ここにいると、どこからチャイムの音が聞こえてきて、子供たちが校舎の中から一斉に外に出てきそうに思えてしまいます。
ひっそりと人の気配がしない旧花輪小学校でしたが、いまだ人の温もりは消えていませんでした。

そんな風にうっとり校舎を眺めたり、写真撮影したりしていると、一人の老人が声をかけてきました。

「中見たいか?」

どうやらこの方がここの管理人さんのようです。
僕が訪れたのが9:00前後。
記念館の開館時間は10時にもかかわらず、中を見せてくれるというのですよ。
なんて親切なんだろう!
しかし、次に乗る予定の列車の時間が迫っていたこともあって、泣く泣く遠慮してしまいました。
あまりに美しい校舎なので、絶対にまた見に行き、その時はしっかり中も見学したいと思います。

花輪駅へと戻り、次の列車に乗り込むことにします。
その話はまた次回。

わたらせ渓谷鐵道撮影紀行まとめ
雨の中、緑萌ゆるわたらせ渓谷鐵道に乗車する わたらせ渓谷鐵道撮影紀行 その1
美しすぎる木造校舎の旧花輪小学校を撮影する わたらせ渓谷鐵道撮影紀行 その2←今ここ
長年の憧れだった上神梅駅で途中下車をする わたらせ渓谷鐵道撮影紀行 その3
花に囲まれた素晴らしき木造駅舎の上神梅駅 わたらせ渓谷鐵道撮影紀行 その4
鉄道写真サークル 七鉄の会のメンバーとトロッコわたらせ渓谷号に乗車する わたらせ渓谷鐵道撮影紀行 その5
国の登録有形文化財である2つの待合室がある沢入駅 わたらせ渓谷鐵道撮影紀行 その6
沢入駅周辺で鉄道風景写真を撮影する わたらせ渓谷鐵道撮影紀行 その7
大間々駅でトロッコわたらせ渓谷号を撮影する わたらせ渓谷鐵道撮影紀行 その8

写真はNikon D90+Nikon AF-S DX NIKKOR 18-105mm F3.5-5.6G ED VR AFSDX18105GEDVRで撮影したものです。

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この記事の筆者は徳富政樹(とくとみ)です。ブロガー、街歩き案内人、なんちゃってフォトグラファー。日本全国を旅しながら写真撮影をしています。マニアックな場所や美味しいもの、鉄道、井戸ポンプ、ネコが好きです。
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