雨の中、緑萌ゆるわたらせ渓谷鐵道に乗車する わたらせ渓谷鐵道撮影紀行 その1

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5月23日。
僕は朝も早くから上野駅に来ていました。
5:13、上野発高崎行き高崎線普通列車に乗車。
この高崎線始発列車は何度も乗っているので愛着のある列車です。
ただし、いつもはセミクロスシートの車両も連結されているのだけれど、この日はオールロングシート。
せっかく旅に出るというのに毎日の通勤列車と同じロングシートではあまり気分が出てこないのが残念です。
でも3時起きだったので、結局は車内で爆睡でしたけどね(笑)
6:55、高崎着。
ここで両毛線に乗り換えます。

7:04、高崎発小山行き両毛線に乗車。
7:51、桐生着。
この日の目的地はこの両毛線の桐生駅です。
上野から桐生駅に行くには東北本線で小山に出て、そこから両毛線に乗るのが最短距離なのですが、早朝の場合、5:10発の東北本線に乗ると小山に6:25着。
小山発の両毛線が6:55発で、桐生着が8:04。
桐生駅でわたらせ渓谷鐵道の8:08発の列車に乗りたかったので、小山回りだと万が一列車がちょっと遅れただけで接続ができない可能性があります。
従って、桐生駅で少しでも時間に余裕がある高崎回りの経路を選んだのです。
または北千住から東武鉄道で相老に行くという手段もあるけれども、今回は何となくJRで通して行きたかったのでこのプランにしました。

先程も言いましたように、桐生駅からはわたらせ渓谷鐵道に乗り換えます。
今日のメインはこのわたらせ渓谷鐵道を撮影することです。
あちこちの駅で上下車することになるので1800円の一日フリーきっぷを桐生駅の自動券売機で購入しました。

準備が出来たところで、わたらせ渓谷鐵道の旅に出発することにしましょう。
8:08、桐生発間藤行き列車に乗車。

2両編成で、前の車両がロングシート、後ろの車両が転換クロスシートがずらりと並んでいました。
転換クロスシートはこの写真のように背もたれをバタンと倒すと座る方向を変更できるようになっている座席です。

4人がけのボックスシートもいいけど、このシートだと1人または2人でも気軽に座席を占領できるのがいいところです。
全員が進行方向に向いて座ることができますしね。
ひとつを進行方向向きにして、もうひとつを進行方向逆にすれば通常の4人用ボックスシートにもなりますので、3人以上の団体さんでもワイワイ旅をすることができますよ。
また、座席には横長のテーブルも付いていますので、お弁当なども食べやすくなっています。

桐生駅を出発したこの列車ですが、車内はガラガラ。

日曜日の早朝ということもあるのでしょうが、この日はあいにくの雨模様。
観光シーズンからもはずれて、天気も悪いとなればこの時間帯の乗車率はこのようなものになってしまうのでしょうね。

桐生から大間々までは市街地を走ります。
ここまではわたらせ渓谷鐵道の車窓は平凡です。
ところがこの大間々駅から先が面白くなるのですよ。
僕がわたらせを訪れるのはこれで3回目になるのですが、いつものことながら景色の変化に驚かされています。
これまでの郊外路線のイメージから、車窓右手に渡良瀬川の流れが見えてきます。

そして新緑の緑、緑、緑!
あたり一面の濃い緑によって、東京のグレーを基調とした景色に慣れ親しんだ自分の目がどんどん癒されていくのがわかります。

これぞローカル線という風景が車窓に広がるのですよ。

雨だとついつい出かけるのを中止してしまいますが、この景色によって雨の中出てきた大変さを忘れてしまうくらいです。

8:47、最初の途中下車駅である花輪に到着。
さあ、駅前散策を始めることにしましょう。

と、その前に。
わたらせ渓谷鐵道では平成21年11月に列車内で切符の販売や観光案内、グッズの販売を行うアテンダントを導入しました。
この日の普通列車は大間々駅から神戸駅まで2人のアテンダントさんが乗務するということだったので、僕も車内でわたらせ渓谷鐵道名物のタブレットクッキーを購入しました。
まだアテンダントさんも不慣れなようでJR九州のつばめレディーのような洗練さも津軽鉄道の地域密着性もまだまだだったけど、これからぜひがんばって欲しいところです。

次回は花輪駅周辺を紹介します。

わたらせ渓谷鐵道撮影紀行まとめ
雨の中、緑萌ゆるわたらせ渓谷鐵道に乗車する わたらせ渓谷鐵道撮影紀行 その1←今ここ
美しすぎる木造校舎の旧花輪小学校を撮影する わたらせ渓谷鐵道撮影紀行 その2
長年の憧れだった上神梅駅で途中下車をする わたらせ渓谷鐵道撮影紀行 その3
花に囲まれた素晴らしき木造駅舎の上神梅駅 わたらせ渓谷鐵道撮影紀行 その4
鉄道写真サークル 七鉄の会のメンバーとトロッコわたらせ渓谷号に乗車する わたらせ渓谷鐵道撮影紀行 その5
国の登録有形文化財である2つの待合室がある沢入駅 わたらせ渓谷鐵道撮影紀行 その6
沢入駅周辺で鉄道風景写真を撮影する わたらせ渓谷鐵道撮影紀行 その7
大間々駅でトロッコわたらせ渓谷号を撮影する わたらせ渓谷鐵道撮影紀行 その8

写真はNikon D90+Nikon AF-S DX NIKKOR 18-105mm F3.5-5.6G ED VR AFSDX18105GEDVRで撮影したものです。

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この記事の筆者は徳富政樹(とくとみ)です。ブロガー、街歩き案内人、なんちゃってフォトグラファー。日本全国を旅しながら写真撮影をしています。マニアックな場所や美味しいもの、鉄道、井戸ポンプ、ネコが好きです。
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