2019年4月1日(月)より茨城県筑西市でコミュニティサイクルの実証実験がスタートします。下館駅周辺の5ヶ所で自転車を借りることができます。返却場所は5箇所のいずれでもOKです。先日筑西市、下妻市、常総市の3市合同によるローカル線でゆく人と川の交流圏づくり推進協議会が企画した茨城ウエスタン鉄道のイベントに参加してきました。その際にこの筑西市のコミュニティサイクルに試乗させていただきましたので、利用方法などについて簡単に解説します。
筑西市コミュニティサイクルの基本的な考え方
筑西市コミュニティサイクルは従来のレンタサイクルのように係の人に料金を支払って、鍵を受け取って自転車を借りるというものではありません。自転車が置かれている場所(ステーション)は基本的に無人です。スマートフォンアプリでどこで自転車を借りるのか予め予約が必要となります。借りた自転車はどこのステーションで返却してもいいというように、かなり自由度が高いものになっています。
Sponsored Link
スマートフォンアプリで会員登録
それでは具体的に自転車を借りる方法を見ていきましょう。まずはHELLO CYCLINGというスマートフォンアプリをダウンロードしてください。
インストールできたら案内に沿って会員登録をして、決済方法を選択します。Yahooウォレット、クレジットカード、キャリア決済から選択できます。このアプリ内でどこのステーションにあるどの自転車を借りるのか設定することができます。具体的には後述します
利用料金
気になる利用料金は15分60円で、24時間以内の上限が1000円となっています。短い時間で安く借りることもできるし、長時間借りてもそんなに高くないというのが魅力的です。
借り方・返却の仕方
それでは具体的な借り方を見ていきましょう。まずはHELLO CYCLINGで自転車を借りたいステーションを選択します。3月27日現在筑西市はまだスタートしていないので、ここでは土浦を例にとります。
貸出可能な自転車があったら予約をすることが可能です。もしここになかったら他のステーションを検索してください。で、予約するボタンを押すと、具体的にどんな自転車があるのかが表示されます。
借りたい自転車にチェックを入れて自転車を借りるボタンを押します。次に確認画面になりますので、間違いがなければ予約ボタンを押して予約を完了してください。
この予約画面に車体番号があります。次に、実際に自転車を予約してステーションに行き、予約した車体番号の自転車を借ります。ここでは例としてA9675とします。
自転車には操作パネルがついています。
電源ボタンを入れて、予約画面に記載されていた暗証番号を入力すれば自動開錠されます。SuicaやPASMOなどのICカードを鍵代わりにすることも可能です。
鍵が開いたら自転車に乗って筑西市を堪能しましょう。
一時的に鍵をかけたいと言う時は後輪部分に鍵があります。ただし物理的な鍵はないので、開錠は先程と同様に操作パネルで暗証番号を入力するかICカードを用いることになります。
次は返却方法です。ステーションには係の人はいないので自分で処理をしなくてはいけません。流れは次のものです。
鍵をしめて、操作パネルの電源を入れて、RETURNボタンを押します。
暗証番号を入れて返却を完了してください。この操作が完了した時点で料金が確定します。もし返却操作を忘れたしまった場合は、ちゃんと確認してもらえて返金してもらえるそうですよ。ちなみに、自転車にはGPSがついているので、どこにいるかちゃんとわかるそうです。なので、ステーションに置かれているのに返却操作がされていないものは操作ミスがあっただろうということがわかるそうですよ。
自転車の特徴
自転車はYAMAHAのPAS ナチュラです。
電動アシスト自転車なので坂道でも安心ですよ。かごもついていますので、お土産を買い込んでも大丈夫。サドルの高さも調節可能ですので、背の高い人も低い人もお好みの高さにしてください。
5ヶ所あるステーション
次に筑西市内にある5箇所のステーションを見ていきましょう。まずは下館駅北口にあるちっくんステーション。
ここには最大3台が置かれています。
次は筑西市役所。
下館駅北口のペデストリアンデッキの下にあります。
ここには最大20台が置かれています。
しもだて地域交流センター アルテリオ。
最大7台が置かれています。
板谷波山記念館の駐車場。
最大5台が置かれています。
最後は筑西市立中央図書館。
最大5台が置かれています。
まとめ
茨城県筑西市の下館駅周辺で4月1日からコミュニティサイクルがスタートします。自転車が置かれているステーションは5ヶ所あります。借りた自転車はどのステーションで返却してもOKですよ。地元の方はもちろん、下館に来た観光客も利用しやすい値段設定でしょうね。スマートフォンアプリでの登録さえしてしまえば、利用するハードルはぐんと下がると思います。
似たテーマの記事はこちら
この記事の筆者は徳富政樹(とくとみ)です。ブロガー、街歩き案内人、なんちゃってフォトグラファー。日本全国を旅しながら写真撮影をしています。マニアックな場所や美味しいもの、鉄道、井戸ポンプ、ネコが好きです。トップページ | 旅の全記録 | フォトウォーク | 登山の全記録
記事内容や写真使用に関するお問い合せ、記事広告の作成、広告掲載、取材依頼のご相談などは下記リンクからお願いします。イベント取材、旅レポート、製品レビューなどの依頼は大歓迎です。
→お問い合わせメールフォーム
詳細なプロフィールはこちらから。
→プロフィール