お散歩写真の魅力がここに! 原康「出会いの写真ノート」

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このブログでは写真家・原康さんの著作を2冊紹介してきました。

近所の散歩も旅である! 原康「小さな旅の写真ノート」(とくとみぶろぐ)
カメラを持って散歩に出よう! 原康「お散歩写真のススメ」(とくとみぶろぐ)

この2冊に続く原さんの新作が先日発売されたので、早速購入してきました。

出会いの写真ノート (えい文庫 194)
原 康
4777912930

本書に掲載されている写真は全てモノクロです。
「お散歩写真家」と名乗っているだけあって、ほとんどが身近な散歩の途中で撮影された写真になっています。
中には長野や大分といった東京から離れた地での作品もありますが、そこでも有名撮影地に行くというわけではなく、ちょっと歩いていたらいい風景を見つけたよという感じの写真が掲載されていました。
最初に書いたように、写真はモノクロで撮影されたものです。
しかし、白黒の色がない世界にも関わらず、そこには喜怒哀楽(怒はあまりないかな)の感情が含まれており、様々な色が自然と滲み出してきているような感覚を覚えました。
色があるとイメージが固定化されてしまうこともありますが、モノクロだと見る人のその時の感情や気分が大きく作用してくるので、人によって受ける印象が変わってくると思います。
ただ、その印象をうまく引き出すことができるかどうかはその写真によるところが大きいのでしょうが。
そういった意味で、原さんの写真は、写真からではなく見る人の心の奥底に潜んでいる何らかの感情をうまく引き出しているのだと思いました。
30歳代の僕が実際に体験したことがないような風景でさえも、そこから懐かしさを感じてしまいます。
経験も記憶もなくても、日本にあったその光景は若い僕らの中にも自然と醸造されているものだと思います。
誰かに教えられたわけでもないけど、きっとこれからの世代にもその感覚は受け継がれていくでしょう。
日本の風景への懐かしさという想いは決してなくなってしまうものではないと思っています。

僕がこの本のなかで一番気に入った写真は114ページに掲載された、一面に広がる菜の花畑の向こうに見える鳥居の写真です。
エネルギーに満ち溢れた新しい生命と、日本独自の鳥居の神々しさのミスマッチが、神々が住む地の神秘性をより引き出していると感じました。
あー、こんな写真を自分でも撮ってみたいなあ。
もう一度原さんの写真集を見返してみて、カメラを持って近所の散歩に出かけてみたいと思いました。

原康さんの「出会いの写真ノート」についての詳細はこちらからどうぞ。
出会いの写真ノート (えい文庫 194)

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この記事の筆者は徳富政樹(とくとみ)です。ブロガー、街歩き案内人、なんちゃってフォトグラファー。日本全国を旅しながら写真撮影をしています。マニアックな場所や美味しいもの、鉄道、井戸ポンプ、ネコが好きです。
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