4月10日。
前日は諏訪大社の御柱祭に参加して疲れきってはいたものの、温泉に入ってたっぷり睡眠をとったらすっきりと目覚めることができました。
ホテルで朝食を取った後、東京へと戻ることにします。
帰るルートは色々と検討してみました。
・中央本線で甲府に出て身延線、東海道本線
・飯田線から東海道本線
・篠ノ井線からしなの鉄道、信越本線、高崎線
どれも魅力的に感じたものの、今回は上記のものではないルートをとることにしました。
7:53、岡谷発長野行き普通列車に乗車。
8:23、松本着。
松本駅に列車が到着するとホームアナウンスの風情ある声が放送されます。
「まつもと~、まつもと~」
この声を聞くと旅情がかき立てられて、遠くまで来たんだなという気持ちにさせられます。
皆さんが松本に列車で訪れた際にはぜひ耳を済ませてみて下さい。
車内からも聞こえますよ。
松本駅からはこれまで乗車したことのない路線に乗ることにします。
今回のプランは以下のものです。
岡谷→松本 中央本線、篠ノ井線
松本→糸魚川 大糸線
糸魚川→直江津 北陸本線
直江津→六日町 ほくほく線
六日町→高崎 上越線
高崎→上野 高崎線
かなりの大回りをしての帰京となります(笑)
9:13、松本発南小谷行き大糸線に乗車。
大糸線ホームは松本駅の端っこにあり、松本から新島々までを結ぶ松本電気鉄道のホームと隣りあっています。
乗り間違えのないようにホームにしっかりと「大糸線」または「松本電鉄」と書かれています。
さて、この大糸線について簡単に説明をしてみましょう。
大糸線は長野県の松本と新潟県の糸魚川を結ぶ路線で、かなり山深い地域を走ります。
従って急勾配あったり、遠くにアルプスの山々が見えたり、湖が見えたりというなかなか景色がいい路線となっています。
松本から南小谷までがJR東日本の担当で電化されており、南小谷から糸魚川までがJR西日本担当の非電化路線です。
JR東日本担当の地域は観光地があったり、市街地を走るので乗客もたくさんいますが、南小谷から糸魚川までは県境を走り、人口密集地とは程遠い場所にある路線なのでとても閑散としているということをよく耳にします。
実際にこの大糸線に乗車してみたら、どうだったかというと・・・
いきなりの絶景が目の前に広がりました。
遠くにアルプスの山々が見え、山頂部にはまだ雪が積もっているのが確認できました。
新宿から発車する特急あずさのネーミングの元となった梓川も超えていきます。
長野県の各地域で運行されているアルピコグループの車庫が見えたり、
青い空の下、美しい山々を眺めてうっとりしているうちに有明駅に到着。
車内から見て、なかなか立派な木造駅舎があったので今度はぜひ途中下車してみたいなどと思っているうちに列車が発車。
すると、僕が座っていたボックスシートにひとりの男性が近づいてきて、
「とくとみさん」
え!
な、何!
一体何が起こったのかはまた次回。
春の青春18きっぷの旅 御柱祭編まとめ
・中央本線で御柱祭が開催される地へ 春の青春18きっぷの旅 御柱祭編 その1
・諏訪地方の奇祭、7年に1度の御柱祭に参加する 春の青春18きっぷの旅 御柱祭編 その2
・神聖な御柱の山出し曳行が始まる 春の青春18きっぷの旅 御柱祭編 その3
・御柱祭で命がけの木落し坂に挑む 春の青春18きっぷの旅 御柱祭編 その4
・注連掛に到着し、下社山出しが終了する 春の青春18きっぷの旅 御柱祭編 その5
・爽やかな春空の下、大糸線に乗車する 春の青春18きっぷの旅 御柱祭編 その6←今ここ
・大糸線の車内で僕に声をかけてきた謎の人物の正体とは!? 春の青春18きっぷの旅 御柱祭編 その7
・大糸線南小谷駅前の姫川で川遊びをする 春の青春18きっぷの旅 御柱祭編 その8
・見どころ満載の糸魚川駅 春の青春18きっぷの旅 御柱祭編 その9
・北陸本線、ほくほく線を乗り継ぎ新潟県の六日町駅へ 春の青春18きっぷの旅 御柱祭編 その10
・六日町で足湯に入った後上野への帰路につく 春の青春18きっぷの旅 御柱祭編 その11
写真はNikon D40x+Nikon AF-S DX NIKKOR 18-105mm F3.5-5.6G ED VR AFSDX18105GEDVRで撮影したものです。
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この記事の筆者は徳富政樹(とくとみ)です。ブロガー、街歩き案内人、なんちゃってフォトグラファー。日本全国を旅しながら写真撮影をしています。マニアックな場所や美味しいもの、鉄道、井戸ポンプ、ネコが好きです。トップページ | 旅の全記録 | フォトウォーク | 登山の全記録
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