御柱祭で命がけの木落し坂に挑む 春の青春18きっぷの旅 御柱祭編 その4

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4月9日に御柱祭の山出しに参加してきました。
山奥から御柱をたくさんの人で引っ張って来て、ついにこの日のハイライトである木落し坂にやってきました。
ここでは急斜面から御柱を一気に滑り落とす、大迫力のシーンを見ることができます。
しかし、危険であることは間違いなく死者すら出ることもあるという命がけの場所でもあります。
僕は皆から離れて一足早くその木落し坂を見に行ってみました。

坂の上に立つだけで足がすくんでしまう急斜面です。
その下に観客がたくさん集まってきているのも分かると思います。
この坂の入口にはこんな警告文が。

「注 木落し坂においての事故・けが・トラブル等の責任は一切負いませんので御了承下さい 諏訪大社」
この祭りの参加者は保険などももちろん入っておらず、自らの意志で危険な坂に挑みます。

再び曳行の列に戻り、ついに御柱が木落し坂までやって来ました。
まずは木遣りの歌声が高らかに響きます。

次に柱の先頭には花乗りが陣取り、この坂を御柱に乗ったまま駆け下りていきます。

そして木落しスタート!

御柱はものすごい勢いで坂を下っていきます。

その勢いに負けて柱から脱落する人も続出します。

柱の向こうに足だけが見えている人もいますよね。

とうとう全員脱落。

柱が緩斜面にさしかかり停止すると、部外者から柱を守るために全員が柱に向かって坂を駆け下りていきます。

この勢いのまたすごいこと。
坂だというのに皆全力疾走なので、転がり落ちる人も続出していました。
そして柱を死守!

柱の周りに地区の幟が立ち、皆が柱に乗っかり
、無事木落し坂をクリアしたことに万歳三唱。

いやあ、すごい迫力でしたよ。
遠くの観客席から全体を見るのもいいけど、実際に木落に参加して身近で見るのも迫力満点ですよ。
地元の祭には何度か参加していたものの、これだけ熱く激しいものは初めての体験でした。
諏訪の男たちの熱き魂を目の前で感じることができました。

木落しが終わった後に、坂の下から上を見上げてみると、

こんなものすごい所から落としてきたんですよ。
改めて下から見上げても鳥肌が立ってきてしまいました。

この木落しなどの迫力ある動画が長野のケーブルテレビ局LCVでインターネット配信されているので、そちらもぜひご覧になって欲しいと思います。
御柱祭動画配信(LCV)

さて、この日のハイライトである木落しは終わりましたが、まだまだ山出しは続きます。
その話はまた次回

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写真はNikon D40x+Nikon AF-S DX NIKKOR 18-105mm F3.5-5.6G ED VR AFSDX18105GEDVRで撮影したものです。

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この記事の筆者は徳富政樹(とくとみ)です。ブロガー、街歩き案内人、なんちゃってフォトグラファー。日本全国を旅しながら写真撮影をしています。マニアックな場所や美味しいもの、鉄道、井戸ポンプ、ネコが好きです。
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