3月27日。
わたらせ渓谷鉄道通洞駅で下車した僕たちは足尾銅山観光へと向かいました。
一応「偽」とはついているものの、修学旅行ですからね。
歴史を学ぶということもしなくてはいけません。
足尾銅山観光はその名の通り銅山の中を見学できる場所です。
坑道を歩きながら、江戸時代から昭和までの作業方法の変化を見学し、足尾が持つ歴史的意義を学ぶことができます。
まずは坑道に入るためにトロッコに乗り込みます。
のんびり走っているようで、意外にも結構スピードが出るので楽しめる乗り物です。
地上部分から坑道に入りました。
壁と天井が近いせいかものすごいスピード感です。
ここでトロッコは停車して、僕たちは下車して歩いて見学となります。
まずはトロッコで来た道をそのまま真っ直ぐ進むと、サーチライトで照らされた先に坑道がどこまでも進んでいる様子が見えます。
この先は立入禁止ですが、かつてはこの先まで作業用トロッコが入って行ったのでしょうね。
ここからいったん引き返すのが見学順路になります。
今回は11名という大所帯での見学ですが、もし一人でこんなところにいたらかなり怖いと思いますよ。
暗いし、狭いし、リアルな人形もいるし。
先程書きましたように、見学順路を進んでいくと江戸時代から昭和までの坑道作業の変遷を見ていくことができます。
最初は手掘りだったのが、だんだんと機械化されて近代化されていく様子がよくわかります。
時折順路に人形がはみ出しているのがやはり怖さを誘います。
坑道の見学を終えて地上に出ると、実際に使用されていた作業用トロッコの展示がされていました。
実物はかなり小さいのがわかります。
狭い坑道ですから、よく目にする貨物列車の貨車のような大きさにはできないのですね。
この展示トロッコの横を見学用トロッコが走り抜けていきます。
左を見ると見学用トロッコが入っていく入り口があります。
きちんと祀られているのですね。
右を見るとトロッコの車両基地。
ついつい線路があるところを注目してしまいます(笑)
足尾銅山観光での見学を終えたら次なる目的地への移動が待っています。
今度は宿泊場所まで一気にバス移動をするのですが、その話はまた次回。
大人だらけの偽修学旅行まとめ
・東京スカイツリーを見上げて、特急りょうもう号から旅がスタートする 大人だらけの偽修学旅行 その1
・わたらせ渓谷鉄道に乗って山の中へと進んでいく 大人だらけの偽修学旅行 その2
・わたらせ渓谷鉄道水沼駅併設の温泉施設で真昼間から宴会をする 大人だらけの偽修学旅行 その3
・わたらせ渓谷鉄道の水沼から神戸までの車窓風景を楽しむ 大人だらけの偽修学旅行 その4
・神戸から通洞までのわたらせ渓谷鉄道乗車記 大人だらけの偽修学旅行 その5
・足尾銅山観光で足尾銅山の歴史について学ぶ 大人だらけの偽修学旅行 その6←今ここ
・足尾から日光に向けてバスで山越えショートカットをする 大人だらけの偽修学旅行 その7
・夕暮れ迫る日光東観荘周辺の景色をたっぷりと撮影する 大人だらけの偽修学旅行 その8
・まだ誰もいない早朝の日光を散策する 大人だらけの偽修学旅行 その9
・日光観音堂の将棋の駒の「香車」を撮影する 大人だらけの偽修学旅行 その10
・日光早朝散歩のゴール地点は滝尾神社 大人だらけの偽修学旅行 その11
・地元のガイドさんと行く「日光歴史の山内そぞろ歩き」ツアー(前編) 大人だらけの偽修学旅行 その12
・地元のガイドさんと行く「日光歴史の山内そぞろ歩き」ツアー(後編) 大人だらけの偽修学旅行 その13
・巫女さんに案内してもらう日光東照宮特別祈祷ツアー(前編) 大人だらけの偽修学旅行 その14
・巫女さんに案内してもらう日光東照宮特別祈祷ツアー(後編) 大人だらけの偽修学旅行 その15
・大正3年からの歴史を持つ日本聖公会日光真光教会を見学する 大人だらけの偽修学旅行 その16
・日光田母沢御用邸を見学する(前編) 大人だらけの偽修学旅行 その17
・日光田母沢御用邸を見学する(後編) 大人だらけの偽修学旅行 その18
・旅の終わりは東武鉄道の特急きぬの個室で 大人だらけの偽修学旅行 その19
写真はNikon D90+Nikon AF-S DX NIKKOR 18-105mm F3.5-5.6G ED VR AFSDX18105GEDVR及びNikon AF-S DX NIKKOR 55-300mm f/4.5-5.6G ED VRで撮影しました。
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この記事の筆者は徳富政樹(とくとみ)です。ブロガー、街歩き案内人、なんちゃってフォトグラファー。日本全国を旅しながら写真撮影をしています。マニアックな場所や美味しいもの、鉄道、井戸ポンプ、ネコが好きです。トップページ | 旅の全記録 | フォトウォーク | 登山の全記録
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