チェコのブルノで不思議な場所を案内していただきました。
それはBrno Ossuary 聖ヤコブ教会納骨堂です。
※以下では人間の頭蓋骨の写真がはっきりわかる形で出てきますので閲覧注意でお願いします。
聖ヤコブ教会納骨堂とは
5万人以上の遺骨が埋葬されている、ヨーロッパでは2番目の規模の納骨堂です。
これだけの規模にも関わらず2001年に発見されたというものだそうです。
中世にコレラで亡くなった人や30年戦争での戦死者の骨がここにあるとのことです。
聖ヤコブ教会納骨堂に潜入
聖ヤコブ教会の隣に地下へと通じる入り口がありました。
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この入口からは中に納骨堂があるだなんて全く想像することができません。
地下鉄や地下道の入り口とすら思ってしまうくらいです。
しかし、この下には我々の想像以上の世界が待ち構えています。
積み上げられた頭蓋骨の数々
そこにはおどろおどろしい世界があると思っていたのですが、意外にもそんな印象はありませんでした。
遺骨がアートと一緒に展示されているのです。
全体的に写すと骨だということがわかりませんよね。
でも近づいてみるとこの通り。
確かに、間違いなく頭蓋骨なのです。
頭蓋骨が柱になった展示もあります。
実際のところこれだけ数が多く、展示方法も工夫されていると怖いという感覚は全くなくなりますね。
むしろ美しさすら感じるくらいです。
いったいこの人はどのような人生を歩んでいたのだろうかと想像してみると時間を忘れそうです。
中には頭蓋骨だけでなく、おそらく大腿骨のようなものもありました。
ここにある骨は納骨堂のごく一部です。
展示されていない骨がたくさんあるそうですよ。
中には穴が開いた頭蓋骨も
たくさん並んでいる頭蓋骨の中にはこのようなものもあります。
右の目の上に穴が開いているのがわかりますかね。
こちらもですね。
戦争による傷もあるでしょうが、脳の手術で開けた穴もあるそうですよ。
まとめ
この聖ヤコブ教会納骨堂にはたくさんの方の遺骨が収められています。
名前も顔もわからない人々ですが、確かに生きていた証がここにある遺骨です。
このブルノの地下空間でぜひ命について考えてみるのもいいかと思いました。
聖ヤコブ教会納骨堂についての日本語の案内はこちらから。
→Czech Republic – ブルノの聖ヤコブ教会納骨堂
チケット等についての詳細はこちらから。
→Ossuary underneath the Church of St. James | TIC města Brna
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→とくとみぶろぐのチェコの旅についての記事まとめページ
この記事はチェコ政府観光局とLinkトラベラーズの企画に参加して作成されたものです。
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この記事の筆者は徳富政樹(とくとみ)です。ブロガー、街歩き案内人、なんちゃってフォトグラファー。日本全国を旅しながら写真撮影をしています。マニアックな場所や美味しいもの、鉄道、井戸ポンプ、ネコが好きです。トップページ | 旅の全記録 | フォトウォーク | 登山の全記録
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